大阪のお客様のお話し、もう少し続きますよ~。
基本、お客様の話を書く時は、事前に確認して
それでも家族の事や繊細な部分がある時は、
私の判断で書かなかったり、
その部分を抜かしたりしているのですね。
でも、このお客様は「書いて下さっていいですよ~」
と言って下さったので、
はい!遠慮なく書かせて頂きますね。
今回のお客様の望みは、もうすぐ1周忌を迎える
お父様との対話。
まず最初に出てきたのは、川と(たぶん三途の川?)
一面の曼珠沙華の野原。
そこに着物姿で坊主の細身の男の人が、立ってました。
「お父様、細身で坊主でしたか?」と聞くと
「違う、がっしりしてました」との答え。
じゃあ、この男性、何者なんでしょ~?通りすがりか??
そう思ってたら、そのスリム坊主(笑)さんから
「今、修行中なのでもうすぐ来るから待っておけ。」
との言葉が。
そしたら、スリム坊主さんの横にいつの間にか
椅子が置かれて、ガタイのいい男の人がニコニコして
「よっ!」と片手をあげてご挨拶してくださいました。
その事をお客様に伝えると、大爆笑して
「お父さん、初対面の人(=私)に向かって、よっ!って」
「でも、確かにそういう事する人だわ~」
って言ってました。
そして、お父様から何と!
「神社仏閣はいっとかなあかんで~。行けへんかったら
あの世で修行せなあかんねん。」
とのお言葉が。えっ、そうなの???
その事を言うと、
「確かに生前は一切、神社仏閣に行かない父だったんです。」
と、お客様。
そして、お母様との関係があまりよくないお客様。
その事に関しては、「ほっておいて、お前の好きな通りにやれ」
「ただ、あいつ(お母様)もさみしがりややから」
「たま~には、気にかけてあげてほしい」
とのお言葉。
お客様には「お前にも苦労かけたな」
とお話ししてくださいました。
最後に、「たまには、和菓子と緑茶を供えてな」と告げ
「修行があるから、じゃっ!」と、最初のように手をあげて
立ち去っていきました。
いかにもお父様らしい去り方だな~と思って
その事を伝えると、
「じゃあ、和菓子と緑茶を供えます。」
と、言われた途端、
急にまた、さっきのスリム坊主さんが登場して
「時々、コーヒーも供えてと言ってます」
との伝言。
お客様に伝えると「入院時、時々コーヒーを飲ませていた」
そして「すぐに人を使う人だったから、お父ちゃんらしい~」
と、笑ってました。
大好きだった人との別れは、とても辛い事ですが
私が視えた事が、ちょっとでもこれからのお客様の
支えになってくれれば、嬉しいと思います。