『フィールド』の登場人物たち | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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さて『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』というこの本、タイトルのとおり、科学の広範な研究領域で起きている現象を、「ゼロ・ポイント・フィールド(ZPF)」という共通概念で捉えることを試みた意欲作です。

それで、どんな人物が登場するのか、私に与えられたお題の「非局在性」と関連するところを中心に、以下、簡単に列挙・紹介させていただきます。
日本ではほとんど知られていない専門家ばかり並んでいますが、どの研究をとっても驚くべき内容が含まれています。

科学のフロンティアは、それだけ進んでいて、この中には社会的に高い地位についている人も多いのですが、(いつの時代もそうだったかもしれませんが)一般の人はもちろん、専門家仲間からもその研究の本質を理解されず、孤独と苦境の中で頑張ってきた方が大半のようです。


★ハル・パソフ:レーザー物理学者。スタンフォード大学付属研究所を経て先端研究所所長。ゼロ・ポイント・フィールド(ZPF)に関する理論・技術両面の支柱。

★バーニー・ハイシュ:宇宙物理学者。ZPFからエネルギーを得る方法を研究。

★アルバート・ポップ:生物物理学者。生物光子=バイオフォトンを研究し、それが病気や健康、生物同士のコミュニケーションと関わることを発見。

★ジャック・バンヴェニスト:医学者。水の「記憶」が、波動情報を伝えることを発見し、ホメオパシー効果の謎に迫る。

★ルパート・シェルドレイク:生物学者。時空を超えた「形態形成場」という記憶のフィールドを提唱。

★カール・プリブラム:脳科学者:脳のホログラフィー理論によって、記憶が脳に分散しているモデルを提唱。

★ウォルター・シェンプ:MRI(磁気共鳴画像)の世界的権威。
脳と記憶と量子ホログラフィーの関わりを探求。

★スチュアート・ハメロフ:麻酔医。脳内微小管の研究から、意識は脳だけでなく体全体に広がるコヒーレントな光であることを発見。

★ヘルムート・シュミット:心理学者。乱数発生器(REG)により、サイキック能力を検証する新しい手法を開発。

★ロバート・ジャン:応用物理学者。応用物理学者。プリンストン大学工学部長。シュミットのREG研究を深化させ、により一般の人にもサイキック能力があることを確認。

★ウィリアム・ブロード:心理学者。テレパシー実験により、人間の意思・思考の影響を調べ、そのコヒーレント性を検証。

★ラッセル・ターグ:レーザー物理学者:CIAが進める遠隔透視実験に参加。娘のエリザベスは、厳密な科学的手順によって、各種ヒーリングに治癒効果のあることを実証。

★ロジャー・ネルソン:心理学者。持ち運びできるREG装置を開発し、会議・コンサート・聖地などにおける集合意識を探る。
プリンストン大学に設けられた「地球意識プロジェクト」リーダー。

★エドガー・ミッチェル:アポロ14号飛行士。
宇宙での神秘体験を経て、心と物質をつなぐ探求を続ける。
世界各地の最先端科学者たちを結ぶ媒介役でもある。

(翻訳者・野中浩一氏の巻末解説[P372~376]から要約)


全然知らない人ばかり、って気落ちしないでください。
私も、最初に読んだ時点では、知ってるのが2・3人、名前を聞いたことがあるのが、あと2・3人、という感じでした。

もっとも、日本人のノーベル賞受賞者だって、(文学賞以外)ほぼ全員、賞をとってから初めて知る感じですから、当然といえば当然ですが、こういう人たちの地道な努力によって、科学の歴史の大転換が、今、起こりつつあるわけです。

ついでに、野中浩一氏の解説の書き出しを、紹介しておきます。


「本書『フィールド・・・』は、欧米で発売されるやいなやセンセーショナルな反響を巻き起こした。

 その内容が私たちの常識をくつがえす衝撃的なものであり、しかもそれが「科学的な根拠」にきちんと裏付けられていたからである。

 著者リン・マクタガートは、欧米でよく知られる医療のトップジャーナリストで、みずから刊行するニューズレターの読者は一〇万人を超える。
 そんな彼女が世界各地の最先端科学者たちに取材し、心躍らずにいられない科学のフロンティアへと私たちを案内してくれる。

 本書に登場する科学者たちの研究分野は、物理学、医学、生物学、脳科学、超心理学など、多岐に及ぶ。

 かれらの所属先はイェール、プリンストン、スタンフォード、エディンバラといった世界有数の大学や研究機関であり、合衆国政府やロッキード社が支援した研究プロジェクトも含まれる。

 かれらに共通するのは、既存の科学の限界を超えて進もうとする好奇心であり、目先の利益を捨ててまでも、巨大な謎に挑もうとする真摯な情熱だ。」