進化⇒弟子⇒イニシエーションを支配する光線 ~ 『秘教占星学』より「山羊座」に関する記述 11  | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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占星術にはそれが成立する論理的根拠があるのか? 検討を続けています。


「第三光線と第五光線が作用するために用いるいくつかの他の支配星を経て、山羊座はこの四つの星座以外の星座とも結びついているが、この四つがここでは最も重要である。

 もし望むならば、すでに提供されている表を参照することを通して光線が支配星と星座を自分で関連づけることによって、互いに関連し合う残りのエネルギーを解明することができる。


 しかしながら、この主題は初心者にとっては明らかに混乱を生じさせるものであり、そのため全体的な概要と一般的な相互連結に慣れさせるために、私はここでまずは宮の哲学と象徴について論じるつもりである。


 第三光線と第五光線が弟子の道において特に活発である。

それは、進化の道においては第六光線と第四光線が支配的であり、イニシエーションの道においては第一光線と第七光線が支配的であるのと同じである。

 あなた方もよく知っているように、第二光線は他のすべての光線を統御し支配している。」



ここの文章は、秘教を学んできたものにとって、とても興味深いものです。

まず最初の部分で、「光線と支配星と星座」を調べることの重要性。

最後の三つの「道」と光線の関係。これも、言われてみると、確かに、と思えますが、初めて見る整理・・・次に表で示されます。




「道     光線    惑星    星座

進化    第六と第四 火星と水星 牡羊座、双子座、蟹座

                  乙女座、さそり座

弟子    第三と第五 金星と土星 双子座、射手座、山羊座

イニシ   第一と第七 ヴァルカン 牡牛座、天秤座、魚座

エーション      と天王星と冥王星



 この表から二、三の興味深い点に気づくであろう。

 進化の道の三つの区分のどこに対象者が位置しているかをおおよそ特定した後に、すべての占星家はこれらについて注意深く考察すべきである。


 第一に、双子座は第四創造ハイラーキーと密接に関係しているため二度現われるということ。


 第二に、変動の十字架の期間中、日常生活を送り、絶えず再生誕を繰り返し、カルマ的な困難に満ちた道を歩む人間の経験に五つの星座が関係しているということ。

 そのうちの四つは、車輪の方向転換点が訪れるさそり座につながる。」



進化の道、というのはおおよそ第一イニシエーションまでのプロセスで、その三つの区分、というのは、完全なアストラル偏極、メンタル体が育つ段階、統合したパーソナリティーが形成されていく段階、という区分ではないかと思います。

ここは、偶数の二つの光線が支配しており、第六光線は、特に偏狭ではあるけれども集中を得意とするエネルギーです。


その段階を経て、山羊座に特に関係する第三・五という科学の光線の支配を受ける弟子の段階、それを経て、同じ奇数でさらに強力な意志のエネルギーを表わす第一・七光線によって支配されるイニシエーションの道に、引き継がれるわけですね。




「第三に、弟子の道において三つの星座が支配し、山羊座の活動へとつながるということ。そのときイニシエーションが可能になる。


第四に、イニシエーションの道において、三つの十字架の活動が牡牛座と天秤座と魚座の『解き放たれた力』を介して同時に感じられる。

冥王星とヴァルカンを通して表現される第一光線の影響力は弟子の道でしか明確に感じられない。


この第一光線の力は最近、人類全体が世界という弟子の段階に近づき、比較的大勢の人が弟子の道と見習いの道に立ったときに初めて経験されてきた。

そのため、冥王星が最近になって発見され、水星の力に覆われこの惑星の背後に隠されているヴァルカンの力が感じられるようになったのである。


第二光線の影響力と力は変わることなく存在しており、(隠された惑星を覆っている)太陽と木星を経由して私たちの惑星領域と惑星生命に注がれている。

これらは、獅子座、射手座、魚座、水瓶座、乙女座のフォースを私たちの惑星全体とすべての自然王国に注いでいる。」