日本ホリスティック・ヨガ協会? | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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ヨガに今日のようにたくさんの種類があることを知ったのは、5年ほど前、フィットネス・クラブに入ったときでした。

「◎◎ヨガ」と名づけられたプログラムが、10種類以上あったのです。

そして、それぞれが確かに違う内容なのです。


でも、よく見てみると、皆、肉体のコントロールを中心にしたハタヨガの範疇でした。


今日まで3日間、開催中の日本最大のヨガの祭典「ヨガフェスタ」では、さらに多数、数十種類の◎◎ヨガがありましたが、これまた、全部ではありませんが、大半はハタヨガのワークショップでした。


ヨガは本来、「神聖な自己とつながる」ためのもので、ホリスティックなものでしたが、この傾向は、科学や医学と同じ、要素化、細分化の方向ですね。

ヨガがアメリカをはじめとする西洋世界でブームとなって以来の傾向だと思います。


それが悪い、といっているのではなく、むしろ今の時代・社会にあった、新しい展開なのだと思います。

しかし一方で、本来なホリスティックな姿が忘れられてしまう傾向にあることも、確かです。


本来のヨガは、

カルマ・ヨガ、バクティー・ヨガ、ジュニヤーナ・ヨガおよびそれらを統合したとも言えるラージャ・ヨガ、他にも、クンダリーニ・ヨガやマントラ・ヨガといったものもありました。


ハタ・ヨガは、一般の歴史的な流れとしては、ラージャ・ヨガの8つのステップのなかのアーサナが、もとはシンプルな座法だったものが、特化して成長・発展したものと言われています。


そのハタ・ヨガの中がさらに細分化され、今日盛んなヨガの世界を形成するに至っているわけです。


改めて考えてみると、なんか、本当に、医学の世界と同じような感じに思えてきました。


それで、肉体に特化した西洋医学の世界が細分化した結果、色々な問題点が浮上して、それらを統合する必要性を感じた人たちが、ホリスティック医学を提唱し始めたように、ヨガの世界も、ホリスティック・ヨガとでも呼ぶべきものの必要性が高まってきた、とも言えます。



幸いというか、もともとホリスティックな文化ですので、すでにそのへんの問題を感じて修正・発展させようという動きは早くから起きており、「インテグラル・ヨガ」とかが提唱され、また、今日ではヨガ指導者になるための資格が多数発行されていますが、その指導者育成プログラムにはホリスティックな要素が盛り込まれています。


ちなみに、私が所属しているホリスティックヘスルケア研究所の母体は、アンダーザライト ヨガスクールで、世界で一番普及しているヨガ教師資格である全米ヨガアライアンスの資格認定者を、日本で一番多く出しているスクールです。


その資格を取るためには、古典的なところから新しい動きまで含め、ホリスティックに学べるプログラムになっています。

少し、宣伝になってしまいましたかね。


こういった動き、流れに乗ったブームによって生まれてきたようにも見えますが、実はアリス・ベイリーに、「ヨガ(ラージャ・ヨガ)は近い将来、西洋でその頂点を迎える」と予見されているのです。


今はまだ頂点ではなく、そのすそ野という感じだと思います。

これからどんどん、この流れが加速し、医学がそうであったように、西洋流の分化によって個々の要素がより高いレベルで確立された上で、ホリスティックな再統合がなされていく、ということになると思います。


そういう意味では、これからが本格的なヨガの時代の幕開けになり、その先、おそらく10年、20年、30年先のヨガは、今日とはまたそれぞれかなり異なる形が普及し、発展・展開していくと、私は予想しています。


伝統的文化は、魚座の時代あるいはそれ以前に作られてきたものであり、新しい水瓶座の時代、それに合わせた変容が、どうしても必要になってきます。


一番本質のコアな部分は保ちつつ、いかに時代のエネルギーに合わせて、軽やかに変容していけるか、深い優れた分野でも、それが問われる時代です。