『神智学大要』をはじめとするスピリチュアル情報の学び方に関して(2) | 神尾学と学ぶ!スピリチュアルの王道

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昨日、『神智学大要』は、スピリチュアルを学ぶ方には必読書ではあるけれども、特に、「メンタル体」以降は気をつけて読まなければならない、とお伝えしました。


気になられた方もいらっしゃられると思うので、もう少し具体的にお伝えしておこうと思います。

そもそも、どんな本なのか、目次をご紹介しておきます。


『神智学大要』第三巻「メンタル体」(上・下)

(A.E.パウエル編著、仲里誠吉訳、出帆新社)

(上巻)

 第一章   総説                 

 第二章   メンタル・エレメンタル・エッセンス  

第三章   メンタル体の構成要素             

 第四章   メンタル体の機能               

 第五章   メンタル体の典型的な実例           

 第六章   欲求――精神(カーマ・マナス)        

 第七章   想念波                    

 第八章   想念形態                   

 第九章   想念伝達(テレパシー)のメカニズム     

 第十章   無意識の想念伝達(テレパシー)        

 第十一章  意識的な想念伝達(テレパシー)        

 第十二章  想念中枢                   

 第十三章  メンタル体の相(すがた)と肉体(覚醒)意識  

 第十四章  メンタル体の能力               

 第十五章  一心集中                  

 第十六章  瞑想                    

 第十七章  観照(コンテンプレーション)        

 第十八章  睡眠中の生活                

 第十九章  幻体(マーヤーヴィルーパ)         

(下巻)

第二十章  天国(デヴァチャン)の概要        

 第二十一章 天国(デヴァチャン)生活の期間       

 第二十二章 天国(デヴァチャン)の特殊相         

 第二十三章 第一天国(デヴァチャン:第七亜層)の特徴  

 第二十四章 第二天国(デヴァチャン:第六亜層)の特徴     

 第二十五章 第三天国(デヴァチャン:第五亜層)の特徴  

 第二十六章 第四天国(デヴァチャン:第四亜層)の特徴 

 第二十七章 メンタル界層のあらまし            

 第二十八章 アーカーシャの記録             

 第二十九章 メンタル界層の存在者            

 第三十章  メンタル体の死               

 第三十一章 低我と魂(高我)の関係性        

 第三十二章 生まれ変わり                

 第三十三章 弟子の身分                 

 第三十四章 結び                  



スピリチュアルなことに詳しい方でも、ほとんど聞いたことのない言葉が並んでいると思います。

もちろん、神智学の専門用語で、他のスピリチュアルな分野(インド思想~ヒンドゥー教や仏教)では別の言葉が使われている、ということもあるにはありますが、ここで語られている現象そのものが、

一般のスピリチュアル界で、話題になることはほとんどありません。


メンタル体自体が、今の一般の人では(その本来もっている可能性からすると)まだ幼児的な段階であると言われており、それゆえ当然、未体験であったり、体験していても意識化できないので、話題に登らないわけです。


また、メンタル体が発達しているタイプの人は、一般的にはスピリチュアルな現象には無関心であったり、否定的であったりする、ということもあります。


この目次に上がっている章の中で、ここは絶対大丈夫だというところがあれば、そこだけ読んでください、とも言えるのですが、私のレベルでは、ここには一応こう書いてありますが保証の限りではありません、としか責任をもっては語れないので、扱い方が難しいのです。


アリス・ベイリーや、ブラヴァツキーのものであれば、信頼できるし、自信をもって語れるのですが。

なので、それに基づく情報か、それと関係づけられ、矛盾のない情報しか、基本的にご紹介しないようにしています。


逆に、そういった慎重さをもたないで語っている人や、一般に流布している情報を見ると、何を根拠にそれが信頼できると思われているのか、不思議でしかたがありません。


放っておけば餓死してしまうような状態のクリシュナムルティーを13歳のとき、その輝かしいオーラによって見出したリードビーターでさえ、後年は、アカーシック・レコードの読み間違えなどによって、神智学協会の軌道を脱線させてしまうまでの過ちを犯してしまいました。


『神智学大要』は、そのリードビーターの情報を編集しているわけですから、取り扱いは余程慎重にしなければいけないのは当然です。

しかし、そのような『神智学大要』でさえ、これ以上に信頼性の高いものは、世に出回っているスピリチュアル本の中にはほとんどない、という状況であることも確かだと考えています。


そこに、スピリチュアル分野を学ぶ難しさがあります。

そして、そのような姿勢で私がスピリチュアル情報を扱ってきたことが評価されて、「この人なら、スピリチュアル情報を安全に伝えてもらえるだろう」ということで、ホリスティックヘルスケア研究所に招かれた、ということも事実です。


最後は手前味噌になってしまいました。もう少し書きたかったのですが、制限文字数に近づいたので、続きはまた明日、ということで。