死の淵まで行ってきました (244)里帰り | キャッチフレーズを1本。

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●コピーライターの日常と小さな創り話の入れ物です。●旧 『ごとごとひとりごと』

数日前には、舗道の端に、銀杏の落ち葉がうず高く積もっていました。

 

 

 

 

でも、今日は、こんな落ち葉もなく、ただ単に寂し気な舗道となっていました。

 

『枯れ木も山のにぎわい』っていうけど、

 

『落ち葉も街のにぎわい』ですね。

 

街路樹はハゲ、落ち葉もなくなり、街の景色が一段と枯れてきていました。年末でもあるし、いろいろなものが去っていくのが切ないです。

 

『落ち葉』という言葉は、抒情的で、とても魅力的に感じるのですが、落ち葉を掃除する人は大変ですね。掃いても掃いても、落ち葉が降って来る。掃除をする方にとっては、落ち葉がなくなって、一つ仕事が減ったということになります。そういう方たちは、ほッとされたんじゃないかと思います。

 

落ち葉が土へと里帰りし、人間も故郷へ里帰りする。帰ることから、新しいことが始まるんですね。一応、マジョリティの法則は、そんな感じかと思います。