大先輩が土光敏夫さんについて熱く語られていたのですが、不勉強で「東芝出身の経団連の元会長」くらいのことしか知らず、とりあえずネットで検索してみました。(すみません、これからちゃんと本も読みます…!!)
土光敏夫 氏 ウィキペディア
先輩からいろいろ聞いてはいましたが、ご経歴を時系列で見ると昭和の日本に大きく寄与された方とわかり無知な自分が恥ずかしくなりました。
ちなみに、恐れ多くも誕生日が同じでした。これ、冷や汗でますね…。
無知自慢はこれくらいにして、猛烈なイメージの多くのエピソードの中から目にとまったものをひとつ。
入社試験の時に、多くの志願者に「あなたの家では何か東芝商品をお持ちですか」と尋ねたところ実に90%近くの人が何かしら持っていた。
そこで考えた。不合格者だとて東芝製品の潜在的愛用者なのだから、おろそかに扱っては罰が当たる。その人たちがたとえ不合格になっても、東芝にいいイメージを持ち、固定ファンになってくれればありがたい。
ということで不合格者への通知にも、十分な神経を使い、心のこもった文章をつづった。
こうした発想は、規模を問わず浸透している企業とそうでない企業に分かれるな、と感じます。今はすぐネットに書き込まれたりするので人事部門の方などは気をつけているのではと思いますが…。
入社試験だけでなく、取引先に対する応対も、一流だなあ、と思う方ほどこちらがいわゆる「業者」的な立場であっても対等に扱って下さいます。
これは、めぐりめぐって相手がお客様になる可能性を理解されているからだと思います。
BtoCのほうがその傾向が強そうな気がしますが、これまでを振り返って考えると、意外とそうでもなかったりしますね。
心が狭いのですが「この会社のものは買わない!!」って思うことありましたからね(^_^;)
いずれにしても、相手によって態度をかえず、常にすべての方に敬意を持って接するのが一番と思います。
偉大な方のエピソードを小さくまとめてしまった気がしますが…すみません(笑)