「振袖大火」の千秋楽のカーテンコールはお客様のあたたかい拍手につつまれ、初舞台だった子や、若い子達はそりゃーもう号泣だった



中にはお前も泣くの!?みたいな子も泣いていて、普段クールに現場にいてもそれぞれがそれぞれの位置でこの舞台に向けて一生懸命だったのだと感じた



当の自分は込み上げてくるものはあったが泣いている皆をちゃかして誤魔化した。


それこそ、昔は公演が終わるたびに、お客さんの拍手に泣き、作品とカンパニーがなくなる寂しさに泣き、自分はまだまだ足りないというくやしさに泣き、事あるごとに
泣いてた



今思い出すと恥ずかしい、よくもーまーあんな泣けたわ。


なのでなんだか今回は昔を思いだし、温かい気持ちになった。



そんな話を打ち上げ中に演出の井保さんに話したら


山ちゃんはいつでも一人甲子園だもん。


と言われ、まわりはそれに納得してた。


いやいや待て待て。そんな熱苦しくはなかったでしょ(笑)






もう7年ほど前になるが、ボクの初舞台も同じく池袋のシアターグリーンであった。


声は完全にガラガラで、体もボロボロ、経験もなければ技術もない。気持ちだけは折れずまいととにかく一生懸命であった。



気持ちの部分、すなわち情熱の部分だけが初舞台からずっと自分の中にあるからこそまだお芝居を続けられてるんだと思う



「くるわに咲けと」も稽古合流した


本番までもうすぐだ(早っ)


常に全力で、誠意をもって、ちゃんと芝居と自分と向き合うのだ


さて今回はどうするか、、、、いやーどうしようかなー。活路がまだ全然見えてない。


けど最後の最後までやったるぞ。