手をつなごう。
毎日流れる報道に目を真っ赤にして、いてもたってもいられない気持ちで仕事をしてる。先日、日本人の生徒さんが相談があると私のところに来た時、きっと地震のことかなと思い、強くあろうと臨んだものの、「実は福島出身なんです」という始まりから、大粒の涙がこぼしてしまい、あたしの涙のせいで、年上の男性なのに、泣かせてしまった最低なやつです。世界が手をつなぐ。そんな光景を日本で見ることになるとは思ってもみなかった。今まで日本が助けてくれたからお返しをしたいだと立ち上がった国たちで溢れている。肌の色が違っても、言葉が違っても、みんなが手をつなぐ。今できることをしよう。あたしにはできることは事実を知ること、そしてそれを知らせること。手を取り合った世界の人たちが一つになる時。あたしの会社はグループ傘下なのでちょっとした大きな会社。一人立ち上がって、募金箱の設置を呼びかけた。こんなことしかできないけど、でも、何かの役に立ちたい。その思いに変わりはない。そして、先生の中にも、「チャリティーコンサートをしよう」と呼びかけてくれる人も出てきた。シドニーで、日本人にたくさんのエールが送れたらと心の底から思う。日本のためにみんなが一つになる。祈りを捧げ、一緒に悲しみの涙を流す。あたしは本当に日本人でよかったと心から思う。だから、みんな、負けないで。強く強く、前を向いて歩こう。一つになったあたしたちの心は何よりも強いから。