私は85年生まれだけど私たち世代前後は、幼少期から「家事育児は母親」「メインで働くのは父親」のイメージが刷り込まれ過ぎてる。

そのために、「日常を送りながら家事をこなす能力」が男女差が激しすぎるんだと思う。

もはやメインで父親が働いても一家を支えるのは無理で母親もサブでなくメインのレベルの共働き必要な手取り賃金だというのに。

もちろん個人差はある。が、あまりに「共働きなのに家事育児が妻に偏りすぎ」が解消されなさすぎでしょ。その根源は↑だと思う。


あまり男尊女卑のない男だとしても、実家が共働きだとしても、掃除洗濯炊事日用品在庫管理は義母、義祖母だったことに疑いを持ってないじゃん。

今でも実家に帰ればお母さんに洗濯してもらうじゃん。お父さんじゃなくて。

女もそうよ。自分も含め、それに最近まで疑問持ってなかった。いま考えたら変だけど。


となるとさ、女は無意識に「家事は日常的にするもの」と思って育ってる。

いつからかわからないけど、正社員フルスロットルの仕事も、家の掃除も自炊も洗濯も、全部自分はする、ものだと成長の過程でおもってるじゃん。個人差あるけど大方の女はそうじゃない?

いやだけど「やるもの」だと思ってるから、自分のエネルギーを、振り分けるように自動的になってるじゃん。そのうちサクサクとある程度日常でやれるとわかってくる。面倒だけどそれほどでもないルーティンになる。

実家にいた頃も、女はなんとなく家事手伝わされてるケース多いよね。


対して、男はたぶん、そういう振り分けをすることなく働くことに全力投球する。だから掃除洗濯炊事は「ためてからやる」みたいになりがち。結果的に「面倒」「できればやりたくない」まま。

まして、実家にいた頃はまったくやらなくて良かった男もまだこの世代は多いのでは?


そうするとどうなるかというと、

ひとり暮らしで忙し過ぎて家事できない、は男女ともにある。


でもそのあと結婚して男女2人暮らしになったあと、差が出てしまう。


女の方は仕事も家事もやるもんだと思って育ってて、

男の方はそう思えてないから、2人の「日常を繰り返すための家事」能力に差がある。

男は家事はやった方がいいのはわかるけど、どこかで仕事を優先するものと思ってる。

結果、見えてる家事が男は少なすぎて、男は「こんなにやってるのに妻にやってないと言われる」女は「メインで私と同じようにはできないのに俺やってるみたいな顔されると腹立つ」

でケンカになるんだよな。


でももはやいまは共働きで、生活費だって折半にしないと子ども育てられない手取り年収の時代なんだから、本当は男女共に同レベルに「生活の雑務」ができた方がいいでしょうよ。


だからこれから私たちの子どもは、

男女問わず、掃除も自炊も洗濯も家族で分担、を刷り込んでいきたい。

となると、そのためには父親にも家事を主体的なしてもらわないかんくて、余計ややこしいんだよなあああ。

子どもにも分担もってもらうしかないな。なんなら子どもが「なんでお父さんはやらなくていいの?僕はやるのに?」と言うくらいに子にも分担してもらうのがいいのではないか。


でもほんと、いまよく考えたらおかしいよね??

だっていい大人なんだから、ヨチヨチの子どもじゃないんだから、お父さんも家事できるでしょ?なのに、母も働いてても母しか家事してなかったもん。

どんだけ、昭和ー平成の男は自立してなかったんだって話よ。。。


まして共働きだったなら、分担するってなるのが普通の大人の考えと思うんだけど。。。

会社だったら、業者入れるか、総務がやるか、チームで掃除当番とかになるじゃんね。

あっ、総務に丸投げしてるからダメなのか。。



ちなみにこれを「食い扶持を稼ぎ続ける」に対する感覚のズレでいくと、女はなんとなく働かないかもしれんと思い過ぎてる、そのことに男が怒ってる、ってのもあるね。

もはや共働きなるしかない時代なのに。