問45 これからの時代、未病や不調に、どう向き合う? その③ | 世界一わかりやすいスピリチュアル 100問100答

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興味を持てば持つほどにモヤモヤと立ちのぼる「?」に直面するスピ女子・まぁちゃんが、
蛇の道はヘビに聞け──スピリチュアル専門家マナブー先生と人気セラピストもっさんに、にあらゆる角度から100問100答、疑問をぶつけていきます。毎週土曜更新中。

問45 これからの時代、未病や不調に、どう向き合う? その③
答45 スピリチュアリティの高い伝統医療「チベット医学」に注目。癒し、導く──治療者の「Being/あり方」に答えがある。





本日の問答記録 (2016年 2月 ヨヨギ某所)





まぁちゃん
セラピーやボディワーク、スピリチュアルを扱う界隈では、健康とは従来の身体の健康だけでは、またこころの健康だけでもなく、ボディとマインドとスピリットが相互に作用するもの──という認識が、年々高まっています。


このホリスティックな健康観を求める傾向は、一般の方々にもどんどん広がってきているのではないでしょうか?


それぞれを切り離さず、総合的な「健やかさ」を手に入れるには? と考えたとき、どんなアプローチがあるのか、みなさん知りたいところですよね。


スピリチュアル界隈の最近の動向をふまえつつ、学び、セラピー、ボディワークなどプロとして現場で活躍する方々から、具体的で半歩先をいくお話をうかがっていきたいと思います♪


今回は


問20 2015年後半「注目スピリチュアル」はズバリ何ですか?
http://ameblo.jp/spibi/entry-12051651231.html

問21「音楽」にはスピリチュアリティをアップさせる効果がありますか?
http://ameblo.jp/spibi/entry-12053963522.html



にも登場していただいた、いつも凛とした佇まいが美しい

代替・補完療法コーディネーター、伝統医療・自然美容研究家、
自然派化粧品「フラーナ」のプロデューサー
でもある


藤池百合子(ふじいけゆりこ)さんです。


では、これからの時代、未病やからだの不調にスピリチュアルな視点を含めて、どう向き合っていくのか?
さっそくお話、聞いてみたいと思います。


百合子さん
こんにちは~おひさしぶりです。藤池百合子です。(にこっ
今回のテーマ

未病や不調にどう向き合うか──

つまり「これからの時代の癒しとは?」と考えるなら
わたしのなかではやっぱり「チベット医学」が、ぴったりきます。


まぁちゃん
百合子さんが学びを続けている「チベット医学」ですね!
昨年の女子座談会スペシャルでもお話にのぼっていましたが、、、


百合子さん
そうそう。
昨年の女子座談会で、スピリチュアルの最近の傾向として
「サウンドを使ったヒーリング」が流行っているというお話がみなさんからでていたように、
最近は特にマントラや音魂など、「音」のもつ可能性、重要性、
からだこころスピリチュアルへの影響
を意識する方が増えています。


まさにその音のヒーリング「マントラヒーリング」を含めた教えが
医学体系として残っているのが「チベット医学」なんです。


健康や癒しに役立つ伝統的なメソッドというと、
たとえば、ヨガに関わるお仕事をしているまぁちゃんの身近には、、、
心身を整えて精神性を高めていく「ヨガ」とセットのように
食事方法やマッサージといった生活の知恵をまとめた「アーユルヴェーダ」がありますよね。

でも、ヨガやアーユルヴェーダなどの分野はものすごーく発展しているぶん、逆に言うと、いろんな方向に広がっていてその情報量も膨大になっているんですよね。


まぁちゃん
入口がたくさんあって、身近で、学び始めやすいけど、
極めていくときに、これっというものを見極めたり、すべてを網羅して収めるのは難しい、、、
わかります、わかります。


百合子さん
その点、「チベット医学」はあまり発展しなかった。(笑

そのぶん、さまざまな要素が実にコンパクトにまとまっているのが魅力です!


確かに「臨床」という点では「チベット医学」はまだまだ学んでいる人も少なく、ノウハウが弱いというところがあります。

なので実践的なテクニックを学びたいというなら「アーユルヴェーダ」など、
多くの方が伝統をさらに研究、実績が積み重ねられていてエビデンスがあるものがいいとは思いますが、
わたしのように
知識と理論を中心に癒しのシステムの「全体性を学びたい」という方には「チベット医学」はとても向いていると思います。



まぁちゃん
アーユルヴェーダや中医学などに比べ「チベット医学」は
ほとんどの方にとって、なじみの薄い、あるいは無いものだと思うのですが、

具体的にはどんなものなのでしょう??


百合子さん
もともとの発祥は「チベット」現中国の「チベット自治区」と言われるところで生まれたもので、
「チベット仏教」をベースにつくられています。


お釈迦様が説かれた教えと、それ以前からチベットにあった梵教、土着的な古代の宗教の流れが混じり合い、数100、数1000年かけてじょじょに体系化したものと言われています。

基本的には1000数100年くらいの歴史がありますね。


まぁちゃん
精神性を追求する「チベット仏教」と病いを治す「医療」がちょっと結びつかないのですが、、、、?

百合子さん
なぜお坊さん? と思われるかもしれませんが、元来チベット医療はチベット仏教の学びのひとつとして、お坊さんたちが学び習得することが多かったのです。

ひとを「癒して導く」という点ではお坊さんもお医者さまも同じ


日本の薬師も昔はお坊さんが祈祷しながら病いを、、、なんて話もありますよね。


まぁちゃん
癒し、導くという共通点──そういう発想なんですね!
確かにそういう視点でみると目的は一緒だ~。


ところで、1000年以上の歴史があると言われる「チベット医学」
どうやって現代のひとびとに受け継がれているのでしょう?


百合子さん
どうやって現代に受け継がれているかというと「2つの系統」があるんです。

ひとつは、インドのダラムサラ
もうひとつはチベット自治区で、学ぶことができます。


まずインドのダラムサラのほうからお話すると、これは、近年の中国による文化の破壊を恐れたダライラマ陛下が亡命の際に、チベット医学を含めたチベット仏教の文化をインドのダラムサラへすべて持ち出されたため、ダラムサラにある大学で発展したものです。


ダラムサラにある「チベット医学暦法学大学(いがくれきほうがくだいがく)」は、「医学」と「占星術」が一緒になった大学で、ここではチベット古来のかたちを残した「チベット医学」が学べます。

なので特に論理に強いのが特徴です。

ダライラマ陛下の主治医もこちらにいらっしゃいますね。



これに対して、もうひとつはチベット自治区で独自の発達をした「チベット医学」

こちらは中国の中医学や西洋的な医療とチベットの医療が融合したもので、かなりモダンな医学に発展しています。

処方も古来の薬草に火を入れて丸めた丸薬のようなものから、液体のものや注射のようなものもあったり、、、西洋医療とかなり融合していているんですね。



まぁちゃん
へえ~。なるほど~。

百合子さんは、インドのダラムサラの論理的古典的なチベット医療と
チベット自治区のモダンなチベット医療──どちらで学んでいるのですか?


百合子さん
わたしは、より凝縮された原点のエッセンスを知りたいので、
インドのダラムサラにあるチベット医学暦法学大学で学んでいます。


もともと「チベット医学」に出会ったのは、震災の前だったのですが、震災後は被災地支援にも関わっていたため、勉強はスローダウンしていたんです。

2013年になってダラムサラで英語コースがスタートしたのをきっかけに同年の9月から学びを再開し、いまに至ります。



まぁちゃん
ところで、百合子さんをそんなにも惹きつけた「チベット医学」。
最大の魅力や特徴ってなんですか?


百合子さん
わたしが「チベット医学」に惹かれるきっかけなったともいえる
いちばん好きな言葉があるので紹介しますね。


「至高の妙薬は慈悲のこころである」


これは「治療家のあり方」を表現している言葉で、
最初から治療にたずさわる者に必要なのは、
「道具」でも「技術」でも「薬」でもない──「慈悲心」と言切っています。


さらにこの言葉をさらに広い意味で解釈すると、

たとえ治療家でなくとも、みなが慈悲心をこころに芽生えさせていけば
そのこころのあり方で周囲のひとたちを照らし、すべてを癒していくことになる。

という意味になります。


まさに「あり方/being」のヒーリングを「チベット医学」は伝えていると思うのです。


医療として「行い/doing」に関わる、さまざまなテクニックももちろん大事なのですが、
それ以前にひとが目指す先は「ここ」だと教えてくれている。
治療家に必要なことがこの短いセンテンスに、端的にあますところなくまとめ伝えられていて、
とても大事な言葉です。


まぁちゃん
ほおお。。。


百合子さん
治療家は「どうあるべきか」──これこそ「チベット医学」の教えの真髄

そして、その「being」の部分、ひとは「どうあるべきか」
説かれているのが「チベット仏教」の教義、教えなんですね。


まぁちゃん
「チベット医学」では、宗教と医療が、ホリスティックに統合されているんですね~。


百合子さん
思うに、治療家に慈悲心が芽生えたときの癒しのパワーは、ほんとう、どんな薬の効用をも超えます!

そういう意味でも「チベット医学」は理論だけでいったら、
医学の理想のかたち、医療の究極の姿を残している
と思うんです。


そしてあとひとつ、ホリスティックという言葉が出たので、、、、

「チベット医学」を伝える「チベット医学暦法学大学」は、医学と占星術が分断されず、あつかわれている大学です。


まさに、人体という小宇宙宇宙/星々の世界という大宇宙、両方を統合して学ぶ

これは、「大宇宙と小宇宙は相似形」というスピリチュアルな視点がしっかりあるから成り立つもの。
相似形とは、頭上に広がる大きな宇宙と、人間という小さな宇宙は、一方の形・性質が他方のそれの丸写しのように、互いに似ていて、影響し合っていると考えます。


これはいまわたしも一方で学びを深めているA・ベイリーの「エソテリック・ヒーリング」と「エソテリック・アストロロジー」、『秘教治療』と『秘教占星学』と、まったく同じなんですね。

A・ベイリーに情報を伝えたのが、自らを「チベット人」と名乗るジュワル・クール大師であった、ということもあるのだと思いますが、
「根源的な教え」って、すごく共通する部分があると実感しています。



まぁちゃん
「Beingの医学」「大宇宙と小宇宙の相似形」、人体と占星術、、、
まさに古くて、もっとも新しい「スピリチュアルな癒し」ですね。

でもきっかけが無いと「西洋的な医学」しか知らない方も多いですよね?
学んでいる方は少数なのでしょうか?


百合子さん
まだまだ少数だと思います。
でも、これからは、もっと多くの方に広まっていくと思いますよ。

今までチベット仏教の性質上、
密教的、口伝的な部分が多くて、
その教えは限られたひとのなかで受け継がれていたものでした。

でもある意味、1950年代の中国の侵攻による影響で、その頃から「隠されていた知恵」「おもて」に出はじめた。
インドにチベットの亡命政府ができて、チベット人たちがチベット文化を守りたい! と声をあげたことから、チベットの文化が世界中の多くのひとの知られるところとなったという経緯があるんですね。


そのなかでも「チベット医学」に関しては、この30年くらいで、やっとひとの知るところになったんです。

それまでは英語が達者な先生もおらず、それを伝える、ということもなかなか上手く行かなかったのだと思います。


まぁちゃん
いろんな要因が重なって現代で再発見された「医学」なんですね。
これからどんどん人気があがりそう!

最後に、今日お話を聞いて、ブログ読者のみなさんのなかにも興味をもたれた方がいるかと思います。日本でも「チベット医学」に触れる機会はありますか?


百合子さん
そうですね!
定期的に日本にも「チベット医学」の先生方が来日して、セミナーなども開いているので、
そこから触れていくのも良いかもですね。


まぁちゃん
チベット仏教のエッセンスが治療家のあり方として凝縮し、
人間をホリスティックにとらえた「チベット医学」。
治癒、健やかさ、癒しには、スピリチュアリティの向上がカギとなりそうです、、、。

今日はありがとうございました~。(^-^)ノ
(藤池百合子さんのプロフィールは下記↓)


百合子さん
ありがとうございました。
わたしも今年はよりホリスティックに、統合したセラピーをめざしていきますよ~。
お楽しみに!~~(^-^)ノ~~

藤池百合子(Yuriko Fujiike)
代替・補完療法コーディネーター、伝統医療・自然美容研究家、ホリスティックカウンセラー、慈善活動家(NPO “A seed ~for the next~  General Producer 、高輪自然美容研究室 主宰、新生命医学会 会員、日本ホリスティック医学協会 専門会員
フラワーエッセンス×オーガニック化粧品ブランド「Flana(フラーナ)」プロデュースや、美しさと健康をホリスティックに学ぶセミナーを数多く主催する「高輪自然美容研究室」の講師メンバーでもあります。心・魂・体の健やかさを探求し、慈愛をもとにさまざまな活動を発信中。近年チベット医学の勉強を継続して学びを深めています。2016年春に統合セラピーのサロンを都内にオープン予定。
「Flana(フラーナ)」ホームページ 
http://www.flana.jp/index.php
Yuriko FUJIIKE Holistic Counseling ホームページ 
http://www.yurikofujiike.org/




Photo credit: eriktorner via Foter.com / CC BY-NC-SA