「自分には愛される価値なんてない」
っていう言葉が、もし心に引っかかるようだったら、
いくら頑張っても、辛く、苦しい恋愛を続けてしまう可能性があります。
これについてみていきましょうね。
「なんだか、自分が愛される価値もない、
自分が無いに等しい、ちっぽけな存在に感じてしまう…。
人間として価値のない自分が愛されるなんて。
そんなことはありえない。」
こんな感じは、「無価値感」と呼ばれるものです。
「価値のないもの(自分)を愛しても、なーんもないよ?意味ないよ?」
って、自分の価値を低く、低く見積もっている状態です。
この「無価値感」があると、例え愛されていたとしても、
相手を拒否したり、
スキンシップも気持ち悪いと感じたり、
自分のためにしてくれたことを拒絶したり、
ということがでてきます。
けれど、心や物理的な距離をとっている時はこの逆で、
「こんな自分から相手は離れていくんじゃないか?」
「嫌われて捨てられてしまうんじゃないか?」
という恐れに似た感情も出てきたりします。
「離れてしまったら、価値のないもの(自分)のところに戻ってくるわけがない。」
なんて、思い込んでいるから、なんですね。
そんなことを思い込んでいたら、
「ほらね、やっぱり、こんな価値のない自分は、愛されないんだ」
ということの証拠がたくさん集まってきます。
そして、大体の人は、その「価値のない自分」をどうにかしようと、
価値を上げようと「がんばる」方向になんとかしようとします。
女子力あげる。(ダイエットや服装など、容姿をなんとかしようとする)
我慢する。
資格やスキルを上げようとする。
自己啓発、恋愛テクニックを詰め込む。
などなど…
もちろん、これらは悪いことではないです。
むしろ、自分をよくすることなので、何もしないよりはいいと思いますよ。
ただ、どんなにがんばっても、努力しても、
「もっと、もっと!!!がんばらなければ!!!」になるだけで、
終わりが全然見えてこない…。
むしろ、その結果素敵な彼氏が見つかったとしても、今度は、
「今までのダメな自分がばれないように!!!」
って、「もっと、もっと!!!がんばらなければ!!!」に行き着いて…
結局がんばり続けると。
そしてもう、疲れた~><って、徐々に素の自分が出てくるもんだから、
今までの「価値のない自分」が出てきて自滅して、
「ほらね、やっぱり、こんな価値のない自分は、愛されないんだ」
になるわけです…。うん、もったいない。
それじゃあ、どうすればいいのか?
『人は、生きているだけで価値があります。』
これを取り戻していく。
自分を価値のある人間だって、認めていくこと、なんですね。
「はあ?こんな私が、生きているだけで価値がある!?
そんなわけがない!!!!!」
って、4年前の私がそうでした。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
どうして「自分に価値がある」って思えなくなったんでしょうか???
それは、小さなころの家族の影響と、
今までの心傷つく体験があったからです。
私の場合は、
家族の影響としたら、
父親から、体型のことで「(豚の)ぶーちゃんだから…」
と言われ続け(父親はからかいのつもり)、
「ぶーちゃん」と呼ばれている自分はダメなことだと受け取ってしまったこと。
(父親も太ってるくせにねw)
傷ついていたけれど、やめてほしいと言えなかったこと。
ほかにも、「お姉ちゃんでいなければ自分に価値がない」とか、
両親が離婚した経験から、「2人の子供としての価値がない」
とか、いろいろあります。
あ、今でもぶーちゃんですけどw
いままでそのままにしていたのは、「そんな自分はダメだ。価値のない人間」って、
身体を張って、証明したかったんですね。
自分を攻撃する材料にしたかったんですね。
傷ついた体験としたら、
恋愛での傷つき体験もあるし、
いじめとか、人間関係でうまくいかないとか、
たーくさんあります。
ものごとは、もしかしたら小さな出来事もあったかもしれません。
それを何年も、何十年も積み重なったとしたら…。
「ほらね、やっぱり、こんな価値のない自分は、愛されないんだ」
を証明するには十分なのかもしれません。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
カウンセリングでは、こういった傷ついた体験を癒していきます。
もし、今まで人に言えない…って抱え込んでいたら、
話をしていくうちに、気持ちが浄化されるかもしれません。
「あのとき、本当はこう感じていたんだ…本当はこういいたかったんだ!」
ということを、感じていったり、気づいていくと、
その時から止まった時計を進めることができるかもしれません。
そうしていくことで、
「自分には価値がない」という間違った思い込みをはずして、
「自分には価値があるんだ」という、あたたかな気持ち
に満たされていくことで、
恋愛や、相手からなんとかして「価値」を認めてもらおう
としなくてよくなります。
そうなると、無理やりがんばることもなくなるし、
離れてしまうのでは?、といった恐れもなくなります。
すると、一人の人に依存することもなく、
執着する必要もなくなるので、楽になる、ということなんですね。
今でも「ぶーちゃん」ではありますけどw
『ぶーちゃん(太っていること)=価値のない人間』
は、ただの勘違い。思い込みだったことに今は気づけました。
そして、「価値のない人間」だと思い込んでいたことが、
そうじゃない「価値のある人間」だと受け入れた瞬間に、
今まで自分を攻撃していた自分を許せた瞬間に、
「ああ、これが満たされるってことか…」
という不思議な感覚を体験をしました。
それに気づいただけで、
何もしなくても体重が落ちていくっていう体験もしています。
無意識の部分で、
「やっぱり、こんな価値のある自分、愛される自分」
になることを抵抗していたんだなぁ~ってことですね。
もう「価値のある自分、愛される自分」
になっていいんだよ~^^