最近、この本を読んで眠りにつきます。
![]() | 心の傷を癒すカウンセリング366日 (講談社プラスアルファ文庫) 西尾 和美 講談社 1998-10-20 売り上げランキング : 1188 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
西尾和美さんは、機能不全家族(A.C・アダルトチルドレンなど)や、共依存症
などのご本も書かれている方。
もしかしたら目にしたことがあるかもしれませんね。
この本を選んだのも、
なにかカウンセリングのヒントになることがあるかな~と思ったのと、
アファメーション(この本では自己肯定という意味)は
今の私にも大事なことなので、読み進めています。
「366日」、それぞれ一日分の短編メッセージが書かれていて、
読み進めるのも一日数十秒で大丈夫という気軽さ。
「カウンセリング」と書いてありますが、それ用という意味ではなくて、
本を読んでいくと、『セルフカウンセリング=自分を大切にしていく』
ができるのかな~って思います。
自分は生きるのに、あたいする人間です。
自分は、自分のままでいいのです。
自分は愛するに、あたいする人間です。
自分は、自分の居所をつくっていいのです。
自分を、うんと好きになります。
『心の傷を癒すカウンセリング366日』/西尾和美 より
毎日この言葉が繰りかえし書かれていますが、
よかったらこの言葉を毎日声に出して読んでみてください。
もしかしたら、抵抗感や、変な感じがするかもしれません。
もしかしたら、声に出せないかもしれません。
もしかしたら、何か心が動かされる感じがあるかもしれません。
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さて、8月15日。
『祖先のことを考えてみましょう。』
ということでした。
そういえば、そのご先祖様方がいなければ、今私はいないんだよなぁ~…
って考えたことがあります。
両親が離婚した時、「あんな母親のようには絶対にならない!」
「あんな父親のような男は絶対に選ばない!」
なんて思ってました。成人してからの熟年離婚でしたけど、
私が思ってたより、無意識にトラウマになってました。
けれど。
その二人がいて、出会って、私を生んでくれて、今の自分がいる。
母方のおばあちゃん。(私の母、の母ですね)
は、私の母を生む前に他の方と結婚していたのだそうです。
その方は、戦争で戦死なされたのだとか。
その後出会ったのが、私のおじいちゃんになる方。
その二人が出会って私の母が生まれるわけです。
父方のおじいちゃん。(私の父、の父ですね)
は、腕に大きな傷跡があります。
確か、記憶では…戦時中に負った傷と聞いたことがあります。
(その傷跡が結構すごくてですね。怖くて詳しく聞けていなかったりして)
そして、私のおばあちゃんと出会い、
(どうやって出会ったかは、そういや聞いてないなぁ…)
私の父が生まれるわけです。
そのどこか一つでも欠けていたり、違ったりしていても、
今の自分はいないわけです。
それって、結構すごいことなんじゃないのかな!?って思ったんですよね。
ものすごい奇跡的で、ものすごい感謝ですよね~。
その時のタイミングで、日本にも4億人以上いる中で、別れと出会いがあって…
そう考えると、今相手がいなくても、そのうち出会うんだよなぁ…
って不思議な感覚だけど、楽しみで、焦る必要もないんだなと。
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どちらの家も、特にアルコール依存症者がいたわけでもなく、
DVがあったとかでもなく、何かしら大きな病気があったでもなく。
けれど、話を聴くとすごく「日本的家族」が営まれてきたんだなぁ…
っていう印象です。
父方家族は、外ずらはいいけど、中はコミュニケーション不足。
それは、私の家族内でも、同じような場面が再現されてるな、
と子供ながらに、おじいちゃん家に行ったときになんとなく感じました。
見た目って意味じゃなくて、”おじいちゃんのおばあちゃんに対する態度”
と、”父が母に対する態度”はものすごく似ていたんですね。
そういえば私は、”その態度”をする人を、相手として選んでたなぁ…。
(これは心理を学んでから気づいたこと)
母方家族は、おばあちゃんは母に「お姉ちゃんらしく」と言われていたと。
そしてそれは、母が私にもずっと言い続けてきたことでした。
それでがんばり続けてきたわけですが(苦笑)
そう、私の家族という一つの家族であっても、
自分の両親の代、その両親の代(自分からしたら祖母、祖父のこと)
の家族の形は、後の代(ここだと、私)に受け継がれていることが多いんですよね。
ここで一番言いたいのは、「だからこの家族の形が悪い!」
ってジャッジしないこと。ですね。
そうやって、代々生きてきた、というだけですから。
どんなにご先祖様方を恨んだとしても、過去はな~んにも変わらないから。
だったら、今そこに気づいた自分の代から、変えていけばいいだけのこと。
今までそこに気づいていない人々が歴史上たくさんいたけど、
自分だけ気づいちゃった♪ それをいい方向に持って行けるかもしれない!
って、私は結構すごいことだと思うんですが…いかがでしょうか?w
「これからの歴史を変える!!」みたいな?え、言い過ぎたかなwww
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お盆ですし、お休みに自分にも向き合いつつ、親や祖母、祖父、親族、
そういった人生の先輩方と向き合ってみたり、
どんな家族だった~?って話を聴いてみるいい機会なのかな?と思います。
自分と向き合うことの次に親と向き合うことは大事なことだと思ってます。
もしかしたら、怒りがわいてくるかもしれません。
寂しさかもしれないし、甘えたい気持ちかもしれないし、期待かもしれない。
できれば、冷静に「実はあのときね…私はこう思ってたんだ」
って伝えられるといいですね。
私も今は母親と和解して、今では「そんなこともあったよね~」
って話をしてますが、
意外と…お互いの記憶が違ってたり、どちらかが勘違いしていたり、
「え?そんなこと思ってたの!?」って驚いたり驚かれたりしてます。
それで何十年の誤解が解けたりしますよ。
共依存、アダルトチルドレンなどの本を読んだりしていく中で、
『親が悪いんだ!なんでこんな自分に育てた!!』
という思いにもしかしたらいきつくかもしれません。
思春期のころなんて、
そんな考えに行きつく人が多いと思います。(そのうちの一人ですw)
けれど、先ほども書いたけど、過去をどんなに恨んでも、攻撃しても、憎んでも、
な~んにも変わらないんです。
一切母親と口を利かなかった3年間。な~んにも関係性は変わらなかった。
口を利かなかったことで、ふざけるな!って怒ってること、親に失望したこと、
本当は離婚が嫌だったこと、寂しくなってしまうこと、
それらを訴えていたつもりだったけど…結局な~んにも伝わってなかった。
和解したとき、全部伝えて、初めてそれが伝わりました。
だからやっぱり、
「………(私の気持ちに気づきなさいよ!!!)」
っていう無言の訴えじゃなくて、相手にちゃんと言葉で伝えることの大切さ
が身に染みました。
そして、その無言の訴えという形をとっている奥に、
本当の自分の言いたいこと、気持ち、欲求にまず気づいていることが大事ですね。
それをどう伝えていったらいいか?
やり方としては、「アサーショントレーニング」がありますよってことで、
本を読んだり、カウンセリングを受けたりしていただけるといいかな、
と思います。(これも記事書こう…といいつつ、塩漬け中)
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
本の感想より、また自分語りになりましたがw
(もともと違う記事を書いていたのを「本の感想」にしました・汗)
読み進めていくと、A.C、共依存傾向の方は、
自分の「こうである」の枠が少しずつ広がっていくんじゃないかな?と思います。
この毎日のメッセージを、1日一個ずつでも実行できたら、
自然にA.C、共依存傾向が改善されているかもしれません。
それほど、自分に向き合って、自分を愛し、自分のままで、
自分を好きになって、自分を生きていくというのは重要。
しかも、それは人に言われたから、とかじゃなく、
自らが自分を大切にしていくことができるようにならないと。
それも習慣ですからね。生き方の癖、心の癖、考え方の癖、ですからね。
1日分は、本当に少ない文字数です。
けれど、それが366日分になると、思ったより、本は厚くなってます。
1日分だけだと物足りないな、次の日分も読んじゃいたいな、
くらいのスピートで、ちょうどいいのかもしれません。