『カウンセラーが語る モラルハラスメント』読んでみた | 恋愛下手・重いと言われ自信を無くした女子が愛されて幸せな恋愛をする方法

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宵の明星がきれいなこと☆








さてさて。

最近仕事でパワハラ、セクハラ関連の知識をつけているところなのですが、

「ハラスメント」で検索していたところ、なんとも心に引っかかった本があったので、

読んでみました。

セクシャルハラスメント…性的嫌がらせ
パワーハラスメント…職場の権力(パワー)を利用した嫌がらせ


カウンセラーが語る モラルハラスメント: 人生を自分の手に取りもどすためにできることカウンセラーが語る モラルハラスメント: 人生を自分の手に取りもどすためにできること
谷本 惠美

晶文社 2012-08-03
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モラルハラスメント…精神的な暴力、嫌がらせのこと。


ハラスメントをする側の言動には、

『ダブルバインド(二重拘束)』というものがつかわれ、

ハラスメントを受ける側は、「自分が悪いのでは?」と思わせ、

罪悪感が刺激される。


そして、行動や行為が『学習』されて、それが当たり前だと思う(大体は勘違い)

状況になると、抜け出せなくなってくる。



すっごい極端なまとめなので、全てはあてはまりませんよ。

そして、恋愛におけるモラスハラスメントのお話でいきましょう。


モラスハラスメントの場合は、例えば、

ハラスメントをする側は、「お前の好きなようにやっていい」と言い、

パートナーが好きなよう外出したり、自由に自分の時間を過ごしたりすると、

「なぜ自分を置き去りにするんだ?」とか、

「お前の”好きに”やった結果、家事がおろそかになってるじゃないか!」

と、なんだか矛盾したことを言ってくるんですよね。


「好きなようにしていい」と言われたにもかかわらず、

なんだか責められているような…まるで自分が悪いかのように言われるわけです。

これが『ダブルバインド』。


「え?だって、”好きなようにやっていい”っていったじゃない?」

ということを言おうものなら、

「お前の”好きなように”というのは、亭主を放っておくことか?

 家事をさぼることなのか?」

なんて、”もっともらしい”反論をされてしまいます。


ここで共依存傾向にある方とか、自己嫌悪したり、自分に自信がなかったり

する方は、「あれ?私…なんか悪いことをした気がする…」

と、罪悪感を刺激されるわけです。


どうですか?

「それは違うね。違うことを言ってると思うよ。」と言えるか、

それとも、

「私が悪かった…」

どちらの思考に近いですか?

後者を選んだ方は、共依存傾向にあるかもしれません。



大体、”好きなように”というのは、

『ハラスメントをする側が思う』”好きなように”

というのが隠れていたりします。しかも、それ言わない。


と言っても…、

本意は『相手を自分の思い通りにコントロールすること』なので、

『ハラスメントをする側が思う』”好きなように”

をすれば、コントロール大成功。


『ハラスメントをする側が思う』”好きなように”をしなかった

をすれば、反論や、叱責や、無言のプレッシャーや、理不尽ないわれや、

意味の分からない地雷や、人格否定などなど…

をすれば、結果的に相手が折れて、コントロールすることに大成功。


これが習慣化されると、ハラスメントされる側は『学習』します。

パブロフの犬(*)のように。

*鈴を鳴らす→エサを出す。ということを繰り返し学習させると、

 犬は鈴を鳴らすだけで、よだれを垂らすようになる。


理不尽なことをされたとしても、それは自分が悪いのだ、と。

嫌われたくない。我慢すればいい。自分はダメな人間なのだ。

理不尽な仕打ちをされて当然な人間なのだ。これは当たり前なことなのだ。


結果、自分への理不尽な仕打ちをされているのに、現実を直視できない。

この状況から離れようとするが、その時だけ優しいことをする。

「今まで悪かった!自分が悪かった!直すから!」

ということで、信じて元に戻る(ハネムーン期)けれども、

それも数か月で元の状況に戻って、また同じことの繰り返し。


結局、ハネムーン期の甘い期間を期待してしまい、大きく美化されてしまって、

ハラスメントをする人から離れられない

という、あれ?これって、回避依存、共依存の関係になりませんかね?

多分、本を書く人や研究分野によって呼び方が違うだけかな~とも思います。


頭にパワーがつこうが、セクシャルがつこうが、モラルがつこうが、

『ハラスメント』は共依存の関係だなぁ~と、思いました。


パワハラならば、職場で、上司→部下のハラスメント構造。

セクハラならば、職場で、男性→女性、もしくは女性→男性のハラスメント構造。

モラハラならば、人間関係の場で、パートナー同士、友人、親子、

人が二人以上いれば成り立つ、ハラスメント構造。


場所や役割が変わって、内容が変わっただけで、構造は変わりません。

ハラスメントをする側の人間

ハラスメントを受ける側の人間。

そして、その「する→受ける」の構造から抜け出せなくなる。

むしろ、そうすることのほうがダメなような気がする。

ハラスメントの呪縛ですね。


本にも書かれていましたし、共依存もそうですけど、

この構造から抜け出すだめには、現実を、何事が起こっているのかを理解すること。

っても、否定したくなりますけどね。私も最初はそうでしたし、

やめようとすればするほど、禁断症状がががが…ってなりましたもの。


そして、ハラスメントをする側から押し付けられた価値観でなくて、

本当の自分の悲鳴に耳を傾けてみてください。そちらを、信じてみてください。

本当は、この状況どう感じてますか?



あ、モラルハラスメントらしき人に、「あなたはモラルハラスメントだ!」

って、指摘しても意味がないですよ~。それこそ、

「そんなことをいうお前がモラルハラスメントだ!」とかなんとか反論しますからw


そんな人と付き合いのある、自分はどう感じているの?

「モラルハラスメント」と相手に言うことだけで解決するの?

どうしてそんな人から離れられないんだろう?

本当にこのままでいいの?

を明確にすることが大事。だそうです。