最初、言葉でうまく説明できなかったんですよね…。
勉強会やセミナーなどでお会いする方にも、
カウンセリングを勉強しています、とか、「心理カウンセラー」と名乗ることに
自信がついてきた今日この頃。
(自分のカウンセリングに自信があるということとはまた違う意味で。)
「で、つまりはカウンセリングって何?何をやるの?」
って言われることが多くなってきたんですよね。
カウンセリングが身近に感じない人にとっては、「アドバイスしてくれるの?」とか、
「なんか怖い…」と思われるような存在なんだな~と。
カウンセリングとは、
依頼者の抱える問題・悩みなどに対し、専門的な知識や技術を用いて行われる
相談援助のことである。
Wikiさんはこう言っている。
「カウンセリング、何をするの?」
→お話をすごく聴きます。それを元に、今後どうするかを一緒に考えていきます。
話の内容は、悩み相談から問題解決から、ただ話したいだけから、
なんでもありです。
解決の方法として、心理療法を使ったり、コーチング的なこともあります。
お医者さんじゃないので治療はしません。診断もしません。お薬も出せません。
「なんか怖い」
→催眠術かけられるの?…かけません。
人の気持ちがわかるの?見透かされてしまいそう。…分かりません。
分かろうとするために、お話を聴きます。
自分を出さなきゃいけないの?…無理して出す必要もないです。
出してもいいかな?と思えるようになったら、勝手にでてくるものだと思います。
変なことを吹き込まない?…そんなことはしないですねぇ。
他の人や、なんとか学会みたいなのとは違う言い方になると思うけど…
私にとっての心理カウンセリングとは。
相談者(クライエント)が安全に自分に向き合うために、一緒に寄り添うこと
かなと。これが私のカウンセリングをするときの軸です。
その、”一緒に寄り添う”ために、たくさんのお話を聴くし、
問題があれば、それに向き合って、どうやったら解決していこうか?と、
ゴールを引き出して、それに向かっていくための方法を考える。
悩みがあれば、それがどうやったら楽になるかの方法を考える。
で、その方法というのが「専門的な知識や技術」であって、今それを学んでます。
私の、カウンセラーになろうと思う前の心理カウンセリングの印象って、
「カウンセリング=アドバイス(忠告や助言)」っていう感じなんだろうな、
って思ってたんです。
が!
基本、アドバイスはしません。
(゜□゜)へ? って思いました、勉強を始めたとき。
問題も、悩みも、解決法も、相談者が持っていて、自らが解決できる。
そして、その可能性を信じて、話を聴いて、それらを引き出していく。
というのが基本のスタンスです。(来談者中心療法の考え方です)
*もちろん、カウンセリングスタイルによりアドバイスをする人はいます。
もしかしたら、「それはアドバイス」って受け取る方もいると思います。
以前みたいに、安易に「こうすればいいじゃん!」ってアドバイスが言えなくなりました。
同じような「恋愛の悩み」であっても、置かれている状況は人それぞれ。
考え方も、感じ方も、人それぞれ。
それを尊重して、絶対この人はいい方向に向かっていくんだ!って信じているから、
私のアドバイスは必要性がないな~と。
実は答えも、その人自身、もう分かってるもの。
それを打ち消してまで私の考えを押し付けようとは思わない。です。
以前は「必要とされている自分。役に立ってる自分。解決してあげている自分。」
であることがかっこつけで、良く見せたくて、自分の存在意義だったので、
アドバイスすることが止められなかったんですよね…。
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だからこそ、
「この人はどういう考え方を持っていて、問題としてることに対して
どう感じているのだろう?どうしていきたいのだろう?」
ということをじっくり聴くことがすごく大事なことなんだ、と思いました。
まず、それが一番土台にあります。
そして、カウンセラー側になる私も、「この人には話しても大丈夫」って
思ってもらえるようになりたいと思ってます。
ただ、こればっかりはいくら勉強ができても、臨床経験が多くても、
相談者とカウンセラーの相性やフィーリングはあると思ってます。
なので、1人カウンセラーに会った。なんか、素直になれない。
1回カウンセリング受けてみた。なんか、自分がいっぱい話しただけだった。
大いにあると思います。
初対面の人に、自分の全てをさらけだそうって思えますか?
私だったら…怖いです。会う前まで知らない人に全てを自分を語ろうなんて、
というより、自分の30年をたかが60分で分かってもらおうなんて思えません。
それでいいんだと思います。私は3~4回目でその後も依頼するか決めました。
1回目は、「カウンセラーさんって、どんな人?私の悩みを話しても大丈夫な人?」
くらいの感じで大丈夫かと思います。
って、人に話そうって決断するまでがものすごく大変なんですけどね…。
数回受けてみて、「この人は何でも話しても大丈夫」ってなれば、
カウンセラーさんと合ってるんだと思います。
「なんだか…違和感を感じるんだけど…」っていうときも、
その直感も当たってると思います。
(違和感=問題が解決してない とはまた違ったりしてます。)
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
重大な悩みや問題がないと、カウンセリングは利用できない。
っていうわけでもないし。
カウンセリングを利用したからって、頭がおかしい。精神がおかしい。
というわけでもないです。
(そんな風に思っている方は、とても自分に囚われているんだろうな…と。)
日本人は、謙虚で、我慢強くて、控えめで、思いやりがある方が多い。
本当に素晴らしい文化と、人間性だな~って思います。
ただ、それをやりすぎてしまって、生き辛い。
ものすごく大変な思いをしている。弱音が吐けない。
がんばりすぎて疲れる。となってしまっては、
せっかくこの世に生を受けているのに、もったいないなぁ…と思います。
以前は私もガッチガチにそう思っていましたけどw
みんなに弱音が吐けないなら、
この世の中に一人だけ、そういう相手がいてもいいんじゃない?
普段知っている人に弱い部分を見せたくないなら、
普段知らない人には助けてー!って言えるかもしれないんじゃない?
そんな相手が1人だけでもいてくれて、これからが生きやすくなるなら、
とてもいいじゃない?
って、カウンセリングを受けて上向き調子になったときに思ったんです。
カウンセラーになろうと思ったきっかけでもあるんですが、
もっとカウンセリングの敷居を下げたいと思ってます。
気軽に受けられるような感じにしていきたい。
肩こったな~マッサージ行こう♪ちょっとつかれたな~温泉行こう♪
っていうのと同じような感覚で、定期的にカウンセリングを受けて、
心のマッサージ、心のメンテナンス、に利用してもらえたら。と思ってます。
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新しい、カウンセリング用の名刺を作ってるのですよ。100枚。
卒業予定の11月までになくなるように配って行って、
実際カウンセリングをする目標は30人!がんばりたいと思いますっ!
って、きっとこの記事も後で見返して恥ずかしくなるんだろうな…w
んで、プロの方からみたら、まだまだ…とか思うんだろうなw
今の時点ではこういう考え。けど、もっと経験積むことで変わっていくんだろうな~。