前回→【恋愛依存】あなたのために
『”あなたのために…”って実は、自分のためじゃない?
そして、見返り求めてない?』
その無意識には、
「他人と自分の境界線が引けていない」
相手をコントロールしたい」
がありますよ~と。ここまでが前回の記事。
過去の参考記事→「相手を放っておけない」
じゃあ、なんでそうなってしまうのか?
どうしたら「あなたのために!」にならないか?
もっともっと無意識に目を向けて、
1.親との関係
2.自分とどれだけ向き合っているか
3.自分がどれだけ満たされているか
これを頭に置きつつ書いていきたいと思います。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ *:.。..。.:*・゚
『あなたのために…実は自分のために!?』
私の場合、ものすごく世話焼きでおせっかいしてました。
よく言う、「尽くすタイプ」。
だって、助け合いは大事だし、困っている人を放っておけない!
でもそれをするって悪いことなの?…と。
ただ。
それが実は、相手にとって「助け」ではなくて、「おせっかい」だったら?
自分が「助け」ることで、相手の成長を阻害していたら?
そして、そうすることで自分を苦しめているとしたら?
助け合いの精神って大事だと今でも思います。が…
共依存傾向ということは、とても極端なんです。
例えば、相手がなにか悩みや、問題を抱えているとき。
私が解決しなくちゃ、相手がダメになってしまう。
私以外正しいことを言ってくれる人はいないんだ。
だから私は、あなたのためなら自分の時間を割いてでも解決してあげる。
どうやったら解決できる?何が何でも相手が優先。私は二の次。
こんな思考に陥ってました。四六時中そんなことを考えていたりしました。
正直大変だったけど、考えずにはいられなくて。
けれど、
問題は相手がもっていることで、解決するのはその相手本人で、
自分が当事者ではない。
んですよね~。なのに、自分のことのように悩んで、解決してあげなきゃ!って。
さてさて。その裏にある無意識は?
1.親との関係 で見ていくと、
私の場合、両親が離婚しました。そのときの父と母のやりとりをみていて。
父は母に言われるまま、情けない格好で別れました。
(母に何も言わないことが、父の最期の優しさだったんだと、今は思います)
それをみて、自分が父に対して何もできないふがいなさ。
自分が何もできない悔しさ。両親が別れる、それを修復できないもどかしさ。
父を助けたい。自分には本当に何もできないのか?
当時は気づかないふりをしていましたが、自分を見つめ直したとき、
そんな感情があったことに気づきました。
父親に対する思いを、付き合う男性にぶつけていたのですよ。
だからこそ、世間で言うダメ男ばかりを相手に選んでいたようで…。
父親を投影した相手を救うために、
当時の傷ついた、何もできなかった自分も救うために、
再挑戦のために”自分が救える人”を探していたんですね~。今思えば!
あ、無意識にそういう人を探しているので、まず気づきません。
「父親を相手に投影してる」なんて、うっそだぁ~!www
って思いましたもの。んなわけないwって。
これは男性に対してだけど、子どもの頃から母親も私が支えなきゃ!
そのためには私は姉らしく良い子でいなきゃ!と思っていたから、
友達にも”救うこと”をしていたんですね~。全部無意識でした。
私の場合はこれでしたが、離婚してないし、円満なのに!
ってときも、別の理由で親との関係性があったりします。
「おせっかい」(過保護・過干渉)両親にそだてられ、
実は同じことを相手にもしちゃってた!とか
それが、自分とちゃんと向き合うこと。
はぁ、そんなこと思ってたんだな~って、気づくこと。
ま~さか~!って思うことを、そうなのかも…と気づくこと。
2.自分とどれだけ向き合っているか
でいくと、そういうことですね。
尽くすことを止めてしまったら、私は必要ではなくなってしまうんじゃ…?
と思って怖くて止められなくて。
実は尽くす度合100%を80%にすればいいだけの話だったんですけどw
all or nothing の思考なので、止めるか、尽くすかの2択しかなかったのです。
だから、自分を押し殺して相手に合わせるし、
相手に必要な人間になれるように、何もかもしました。嫌われたくなかったし。
でも、自分ががんばれば、きっとなんとかなるだろうって。
苦しいよ、辛いよ…って心が言ってたのに、蓋をして向き合いませんでした。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ *:.。..。.:*・゚
『あなたのために…実は見返り求めてない?』
助け合いに見返りなんて求めてない!!!!!
なんでそんなことを!………って、ああ、求めてた…かも。
これに気づいたとき、自分でもショックだったなぁ…。
本当は相手から、「そう言ってくれる、やってくれるあなたが必要だ」
って言われたかったから。その見返りがほしかったから。
ん~これって、結局相手のためじゃなく、自分のためになってる~。
3.自分がどれだけ満たされているか
でみると、この「見返り」が満たされていないから、
満たすために「相手をコントロール」してしまったり。
相手から必要とされたい・大事だって思われたい。
はたまた、相手がいない寂しさを埋めたい。
それを相手に埋めてもらおう、満たしてもらおうと思っていたり。
「相手をコントロール」しようと思っても、まず失敗します。
いろいろなネガティブな感情を相手に埋めてもらいたい、満たしてもらいたいのに、
尽くしても、相手の愛は手に入りません。
どんなにがんばっても、認めてくれません。
振り回してるつもりでも、振り回されてます。実は。
それで見返りは手に入らないから、もっともっとと求めてしまう。
人を替え、同じことをしてしまう。
こんなにがんばってるのに…辛い… ですよね。
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ *:.。..。.:*・゚
『あなたのために。わたしのために。』
「あなたのために」が、
どんな心理になっているのか、分かったところで、解決法はないのか?
まずは、こういう心理になってるんだ!となんとなく分かること。
そして、「見返りを求めていたなんて、なんて私は悪い人なの!」
とか、自己嫌悪に陥って、自分を攻撃しないこと。
ああ、そう思ってたんだね、自分。そう考えちゃうよね。
見返り、ほしいよね。自分超がんばってるもん。
けど、ちょっと辛いよね。がんばりすぎちゃってる…?かもね。
こんな感じで今の自分をみつめて、認めていくんです。
がんばってるよねって、励ましてあげるんです。自分を親友のように。
そこに、いい、悪いの判断はなし。まずはそこからです。
それができるようになったら、
今悩んでるのは自分の悩み?それとも他人の悩み?
それを解決するのは自分?それとも相手が解決すること?
もし解決しようとするなら、相手はどうしたいって言ってる?
ちょーっとずつ、自分と向き合っていきましょ。
私も、相談事を受けるときとか、何回も何回も自問自答してます。
どうしても、「私がやらなきゃ!」って陥りがちだし、
そうしていても、周りに何度も「がんばりすぎ~」って指摘されますw
それと同時進行で、普段の生活で自分を自分で満たせるようにする。
自分の好きなこと、やってみたいこと、心地いいと思うこと。
いろんなことをやって、自分を満たす。満足させる。
そうすれば、「見返り」ほしさに行動を起さないし、
必要とされたいのを満たすために、相手に尽くしたり、
犠牲的な傾向がなくなってきます。
これができていないと、「あなたのために」と思うとき意外でも、
共依存傾向なままです。
私自身、自分を満たすことができるようになってから、結構楽になりました。
「あなたのために」を隠れ蓑にしなくていいんですよ~。
「自分のために」何をしたいんだろう?どうしてほしかったんだろう?
それが分かれば、蓋をしていた本当の自分の気持ちに気づけますよね。