いっしょにいると疲れる人 | 恋愛下手・重いと言われ自信を無くした女子が愛されて幸せな恋愛をする方法

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「いっしょにいると疲れる人―「くされ縁」の人間関係の研究」読んでみた!


いっしょにいると疲れる人―「くされ縁」の人間関係の研究いっしょにいると疲れる人―「くされ縁」の人間関係の研究
バーバラ・E. ホルト Barbara E. Hort

講談社 2001-04
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いませんか?一緒にいるとな~んか疲れる人。

ああ、おもしろいタイトルだなぁ~と思って、手に取ってみたら…

これは!!!!!となった本です。




人と真剣に接すると、そりゃ疲れる。

それは大概、いい意見が出て、あーでもない、こーでもないって議論になって、

その時に結論にいたらなくても、停滞からほんの少しでも脱した気がして、

なんかいいこと思いつきそうかも!進めていけそうかも!

って、前向きになれる人。「心地よい疲労感」って感じ。


それと本の話はは別の話です、ってことで、上の例を出しました。





本書では、「一緒にいると疲れる人=ヴァンパイア」と比喩して、

どんな人が現代における「ヴァンパイア」なのか、

実際の例や、神話、映画から例をだし、その心理や動きに迫っている本です。


著者のバーバラ・E・ホルト博士は、ユング派の心理カウンセラーということで、

ユング心理学に基づいて、例を出して分かりやすく解説してます。


私は心理学を勉強している、といっても、ユングとか、フロイトとか、

そういうので勉強はしてません。なんか難しそうな本?と思うかもしれませんが、

神話好き、映画好きな私としては、例が身近だったので、楽しかった。

「心理学」を通してまた別の見方ができたのがよかったなぁ~。




本の最初に触れていますが、「ヴァンパイアは共依存とも呼ばれる」と。

私はこれを調べているので、本を読み進めるうちに、

「共依存」の関係だなぁ~と納得しました。

そして、この「ヴァンパイア」という比喩はなんとうまいこと言ったなぁ!と。


ここでいう「ヴァンパイア」は、

無意識のうちに相手に付け込み、相手を支配したり、依存した関係から相手を

抜け出せなくしてしまう、人間関係の暗黒面。


そして、誰の心の中にも「ヴァンパイア」は潜んでいる。



世間一般の「ヴァンパイア」ってどんなイメージですか?

ヴァンパイアは生き物の血を吸い生きながらえる。生と力と若さを得る。

一方吸われた側は、それらを奪われる。

けれどそれを差し出したのは、ヴァンパイアに魅了された本人。


ヴァンパイアは正体を隠して、素晴らしい人間になり替わる。

その人にとって、ヴァンパイアは何よりも素晴らしい人に見える。

それは、富の象徴、カリスマ的な魅力、甘美な誘惑…。


それを魅せられると、自分がいかに何もできないかまざまざと見せつけられ、

ヴァンパイアには完璧なものが備わっていると思ってしまう。

なぜか気になる。離れようと思っても離れられない。

なぜかその人に会った後には、こんなに疲れるのに…。



ひ~怖い!

気づかないうちに生き血を吸われていることに。

気づかないばかりか、どんなに疲れても離れたくない、とさえ思ってしまう。


……ってまさに、共依存関係じゃないですかぁ!!



そう考えると、私も「ヴァンパイア」だったなと。

とはいっても、世の中で言う「ヴァンパイア」のあの何かカリスマ的力があり、

それを与える代わりに血を吸うタイプ、ではなくて。


同情・共感・罪悪感・感謝を得ることによって、あなたの心の生き血をすすり

生命エネルギーを奪い取ろうとしているのだ。




今だから、私ははそうだったんだ~と認めます。

人の役に立ちたい。困っている人を助けたい。いつもダメ男を捕まえてしまう。 

は、無意識では、

相手をコントロールしたい、感謝されたい、認めてほしい、

いつもダメ男をつかまえてしまうの。なんで?私ってそんな人間じゃないよね?

「あなたは大丈夫、全部男のせいよ」って言って?


ひど~い。本当にひど~い。

けれど。気づいていない。自分が「ヴァンパイア」だってことを。

人の役に立つ。困っている人を助ける。ダメ男を更生させる。

それらすべて”いいこと”だと思ってたから。


そして、このとき会っていた人には、「なんかかえでさんと会うと疲れる」

って思わせていたことでしょう…ごめんなさいm(_ _)m




自分のことを書いちゃいましたが、それだけ、「ヴァンパイア」は身近にいるってことです。

そして、自分の心の中にもいるでしょう。気づいてないけどね。





私にとっての疲れる人は…今までで言ったら、元彼くんだったし、渋谷さんだったし、

新宿さんだった。そして、同僚くんでもある。

ほかにも、ブログに書いてない人もいる。


自分が、

同情・共感・罪悪感・感謝を得ることによって、あなたの心の生き血をすすり

生命エネルギーを奪い取ろうとしているのだ。


であれば、私にとっての疲れる人たちも、この要素がある人たちばかり。

類は友を呼ぶ…そして、自分もそうだった~!



あの有名な「ヴァンパイア」像でない人が「ヴァンパイア」であることもある。

「ヴァンパイア」の例もほかに出てるし、なぜそうなってしまったのか?

そして、その「ヴァンパイア」を”退治”する方法も。


ということで、とても面白い本です。って、伝わってないかもw