東京オリンピック・パラリンピックのボランティア その3 | 大学という斜陽産業

東京オリンピック・パラリンピックのボランティア その3

先日のエントリーで、「文科省から大学に対してボランティアに参加しやすいように学年暦を配慮して欲しいというお達しが出ているようですが、きっと近いうちに、ボランティアに参加したら単位をつけるようにというお達しが出そうです。 」と書いたけど、すでに出ていましたね。要請らしいですが、リサーチ不足でした。

 

しかし、昨日、こういう報道がありました。

東京五輪パラ ボランティア 大学の半数が単位認定を検討

文科省の要請でも前向きに対応するんですね。でも、必修化はまだ。

 

でもでも、さらに伝家の宝刀が抜かれるかもしれません。

 

例えば、私立大学に対しては私学助成の算定にあたっては、ボランティア参加人数を点数化して加味するとなると、私立大学は学生を動員せざる得なくなるでしょう。国立大学に対しては運営費交付金で同じようにするとか。まあ、これは批判でまくりでしょうね。

その他、文科省の大学に対して行使できる様々な許認可(学部新設、再編、定員増、等々)権限をちらつかされれば、言うことを聞く大学も増えそうですね。

あ、念のため書いておきますが、大学がこの件に積極的に協力すべきだ、なんては思っていませんから。