同じ問題に対する出来具合の相違の原因は? | 大学という斜陽産業

同じ問題に対する出来具合の相違の原因は?

お盆期間の一斉休暇が終わりました。今年はなぜかお盆期間までテストの採点をしていました。例年はこの一斉休暇前には終えているのですが。


非常勤先で本務校と同じ内容の講義を担当しているのですが、実施日時の違いによって情報が流れたりしないか、等と心配して、これまでは問題の内容を変えていました。しかし、今年は思いっきり同じ問題を含ませてみました(なんだか先日のエントリーのecoネタのような問題の使い回しみたいですけど)。


その結果、両者に大きな違いが見いだされてしまい、結構ショックでした。同じように授業をしているつもりだし、テストには資料を持ち込み可。当然、パワーポイントの資料も同じ。


でも、非常勤先ではまったく書けていないかった。受験者数の1%ぐらいが該当する論点に触れてはいるものの、それ以外はまったく見当違いの記述。


では、本務校は良かったのかというと、正答率は10%ぐらいか。


ただ、実はテキストの該当箇所と講義で配った資料だけでは不十分で、口頭で補足した説明も重要なポイントだったりするのだが、この部分に触れているのは非常勤先では皆無。本務校では上記10%の中の半分ぐらい。


この差を大きいと見るかあまり違いないと見るか。一応、本務校びいきで、この差は大きいとしておこう。