悪しき平等主義
先日の会議で、某予算の配分案が提示された。
なんとなんと、ゼミの運営に関わって資質可能な予算なのに、全員に皆一律で配分する項目があった。ゼミ員がゼロでも、である。いや、正確に言うと、たとえば、特定の学年のゼミ生がいなくても、である。
要するに、2年、3年、4年のゼミを担当している者と、2年生と3年生のゼミを担当している者と、2年ないし3年のゼミしか担当していない者が平等なのである。
思わず、疑問を呈したものの、結局は否決された。同僚数名は賛成意見を述べていたが、学部長が、「来年度からは考慮に入れるようにします」といって、終わったのである。
自分のゼミも決して人気のあるゼミだとは言わないが、まあ、おかげさまで毎年ある程度の志望者がいて、定員は確保できている。でも、ある先生の場合、ゼミの選抜方法を厳しくして、敢えて志望者がいないようにし向けているとしか思われない。そんな人と同じはやっぱり納得いかないよな。