もし大学の経営者がドラッカーの『マネジメント』を読んだら | 大学という斜陽産業

もし大学の経営者がドラッカーの『マネジメント』を読んだら

いやあ、NHKでアニメ化ですか。すごいもんだ。

ちなみに、エントリーのタイトルの経営者とは理事長とか特定の人を指しているのではありません。が、学長を含む、理事会の構成メンバー全体に言いたい感じではあります。

営利企業と非営利の学校法人はちがうという批判もあるかもしれませんが、勤務先の場合、マネジメント関係のことをもう少し知っていて欲しいと思いますよ、本当に。

あ、今日がメーデーだからといって、訴えたい訳ではありません。ちなみに、最近は、学生にメーデーといってもあまり通じません。

財務担当の理事は、相変わらず人件費を削減することをお題目のように唱えまくっています。その根拠は人件費がここ数年前年度比で増えているから。でも、ほとんどの学部が反対した新学部を作ったのはあなたたち。新学部を作れば、教員を新たに採用し、総額で人件費が増えるのは自明。また、時間が経てば、年功制の賃金体系をとっている限り、職員全体の平均年齢が上がれば、人件費は増える。しかし、そういう要因は無視。

また、いわゆる偏差値を上げて、大学の評価をあげろという一方、そのために、実際の合格者を絞ろうとすると、財務的に募集定員に対し、1.2倍ほど入学するように合格者を出せと言う。確かに、人数を絞れば財務的には収入が減るけどね、本当に重要なのはどっちなのかはっきりして欲しいって、本当に。