卒業式を終えて | 大学という斜陽産業

卒業式を終えて

幸い、震災の被害もない地域だったため、卒業式も無事行うことができました。


卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。



しかし、このようにおめでたい日でありながら、その一方で、震災に被災された方々、また仕事的には、関東以北の大学で卒業式を中止していたいるすことなどにも思いを馳せるならば、若干複雑な気持ちを抱かざるを得ませんでした。



もちろん、卒業式を中止するという判断の理由として挙げられている余震等を考えると、大学当局としては適正な結論だと思います。


また、卒業生諸君が、申し訳ないと思う必要はありません。しかし、これからも他の人の気持ち等を思いやることだけは忘れないでほしいと思います。


いわゆるリーマン・ショックを引きずった不景気の中で、なかなかままならない就職活動。そして、門出の日を迎えようという時期に起きた大震災。このような困難があるなかでも、未来は君たち若い人たちの手にかかっているのだ、ということだけは強調しておきたいと思います。