FDに対する姿勢の違い | 大学という斜陽産業

FDに対する姿勢の違い

いまや当たり前の学生による授業評価。

先日、非常勤先からその集計結果が送られてきた。

しかし、それとともに、実際のアンケート用紙も同封されていた。そう、自由記入欄を参考にするために。

もし、その気になれば、筆跡から回答者を推測することができそうだ。だって、こちらにはテストの答案用紙が手元にあるのだから。もちろん、そんな事をしたって、すでに成績を出した後なので、気に入らない回答者の成績を低くしたり、気に入った回答者の成績を高くしたりすることはできない。

念のために書いておきますが、そんなことをしようなんて、自分は全く思っていません。回答者を探す行為自体時間の無駄だと思っているぐらいですから。

でも、あえてこんなことを書いたのは、大学の姿勢がうかがわれるような気がしたから。

勤務先等では、自由記入欄の内容はそのまま渡されず、ワープロで打ち直したものが渡される。決して回答者を割り出すことができないようになっている。これこそが重要だと思う。

だって、その気になれば、後期もしくは来年度以降の担当科目に彼/彼女が履修していたときに影響しないとは言えないと思うから。