少しは軌道修正? | 大学という斜陽産業

少しは軌道修正?

大学院の出願者が留学生ばかりというエントリーにコメントを頂いたのですが、コメントで続けるのがもったいないのと、その後の状況を加えて新エントリーとしました。


大学院に留学生が増えた原因にはいろいろあると思うけれど、勤務先については実は、大学側にも大きな原因がある。


それは、日本人の進学者が減ってきたときに、定員を満たすために留学生の試験内容等を緩和したのである。


まずは、合格者を確保するために、今までだったら不合格だったレベルでも合格させた。もちろん、こういうことが学部でもあるので、一概に悪いことだとは言えないだろう。


次に行ったのは試験科目の削減。もちろん反対意見も多かったが(自分も反対に1票投じました)、結局は認められ。


さらには、試験問題にまで、暗に注文がつき始めた。留学生用の問題は、留学生が回答できるような問題にせよと。まあ、典型例は、「○○について知っていることを述べなさい」という感じ。


はぁ、それって感想文か?


だから、留学生は過去問からこのような傾向を知っていて、それなりの対策をしていたので、これまではどうにか合格点の答案を書いていたようなのだが、今年はそれでも出来が悪すぎた。


ついには定員か質かの選択を迫られたのだが・・・。質を選択すべきと言うのは少数派(含む、自分)。


結局は、あまりにも厳しくしすぎて大幅に定員割れをしては困るので、ということ妥協案に。これまでだったら目をつぶって合格させていたレベルは不合格になり、やや定員を割ることになった。


だからといって、留学生ばっかりという状況には変わりはないが。