だからハラスメントは難しい
すでにいろいろなブログで取り上げられていると思うけど、一応、同業界の人間として、取り上げてみました。が、かといって、一家言持っているわけでもないですが。
以下は、ヤフーニュース経由の報知新聞から。
12月1日8時1分配信 スポーツ報知
女性の下の名前に「ちゃん」を付けると、ハラスメント!? 山梨大(甲府市)は30日までに、女子学生を「ちゃん」付けで呼び、不快に感じさせたのはアカデミックハラスメント(アカハラ)に当たるとして、同大大学院の50代の男性教授を減給の懲戒処分にした。“ちゃん付け”の波紋の大きさに「厳し過ぎる」の声も出ているが…。
処分されたのは、山梨大大学院医学工学総合研究部の50代の男性教授。アカハラにより、減給1万704円(1回)の懲戒処分となった。 同大によると、教授は昨年の9月から11月にかけ、指導する研究室に所属していた女子学生に対し、名前に「ちゃん」を付けて呼ぶなどしたため、学生が不快に感じていたという。 女子学生は大学内に設置されているハラスメント相談室に訴えた。相談室はさらにキャンパスハラスメント防止委員会に上申し、調査委員会が教授らから話を聞いていた。同防止委員会では、性的嫌がらせのセクシュアルハラスメント(セクハラ)、労働環境を悪化させるパワーハラスメント(パワハラ)、教授が学生に対して行うアカデミックハラスメント(アカハラ)という定義があり、今回はアカハラに該当するという。 日大法科大学院・板倉宏教授は「ハラスメントの判断基準は各大学の委員会によって違うが“ちゃん付け”でハラスメントになった例は聞いたことがない。大学院の学生を軽く子ども扱いするのは問題かもしれないが、懲戒処分は厳しいのでは」と話す。 同大広報グループでは「本学では基本的に受け手が不利益と感じた場合は、たとえ教授が親しみを込めたつもりでもハラスメントと判断する」といい、教授の地位を利用した嫌がらせと判断した。同大学院の同研究部では05年に女性助教授(当時47歳)が助手にパワハラを行ったとして諭旨解雇処分を受けるなど、これまでもハラスメントには厳しい姿勢を貫いてきた。 「やはり女性には『さん』、男性には『くん』がふさわしい」(同大)。うかうか「ちゃん付け」してしまうと痛い目に遭いそうだ。 |
まあ、印象は、改めてハラスメントって難しいってこと。だから、大目に見てね、などと言う気持ちはないけれど。
自分は直接言われたことはないが、「先生、それってセクハラじゃない」って突っ込んでいるを見たことがある。でも、これも、冗談ですましていいのか、冗談の形をとりながらも真剣に不快感を訴えているのかわからなしなあ。つくづく人を見る目が大事ですね。
しかし、個人的には、最後の大学側のコメントが気になる。ジェンダーフリーの立場はこのコメントに絶対反論するはずだ。
最近は聞かないけれど、かつて(と言っても数年ぐらい前)、男性と女性で呼称を変えることは良くない、という主張があって、公教育の現場でも、男女混合名簿、男子も女子もさん付けで呼ぶ例が増えているとのことだった。
今はどうなっているのだろうか。