「大学全入時代」来なかった?  | 大学という斜陽産業

「大学全入時代」来なかった? 

だから、全体で議論したって意味無いし、数字上の全入となったって、実際に全入となるかは別だって。


yahooニュースから。


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「大学全入時代」来なかった  今春入学者9割にとどまる  


8月9日22時28分配信 産経新聞  


 19年度の到来が予想されていた「大学全入時代」が、実際には到来しなかったことが、9日発表された学校基本調査で分かった。大学・短大への志願者が試算以上に増加したため、今春、入学できた人は9割にとどまった。一方、現役の進学率は51.2%で初めて5割を超えた。

 調査結果によると、浪人など既卒者を含む大学・短大への志願者は前年度比1.0%減の77万2000人、入学者は同0.64%増の69万8000人だった。

 平成17年1月の中央教育審議会答申では、19年度には大学・短大志願者数と入学者数が67万4000人で同数となり、大学を選ばなければ志願者全員が入学できると試算していた。

 だが、志願者が試算を9万8000人上回ったため、入学できた率「収容率」は90.48%で「大学全入時代」にはならなかった。

 浪人生を含む大学進学率は同1.4ポイント増え53.7%となり、5年連続で過去最多を更新した。

 文科省は「大学卒業が就職の条件となっているなどのため進学率が上昇した」とする一方、大学の定員は抑制傾向にあり「全入」は来年度以降も難しそうだ。

 高校卒業者は昨年度より2.1%、2万4000人減の114万7000人。このうち大学、短大などへの進学者は同約9300人増の58万7400人。現役進学率は1.8ポイント増の51.2%で初めて5割を超えた。

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このブログではとりあげなかったけれども、ちょっと前に定員割れした大学が4割というニュースがあったばかり。早速検索してみると、ありました。こちらも元ネタは産経新聞。


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私大定員割れ4割 経営「冬の時代」続く


 今春の入試で定員割れした私立4年制大学は39・5%だったことが31日、日本私立学校振興・共済事業団のまとめで分かった。過去最高だった前年度からほぼ横ばいで、依然として厳しい状況。短大の定員割れ率は9・6ポイント上昇の61・6%で過去最高。さらに深刻になっている。「大学全入時代」を来春に控え、私学経営は「冬の時代」が続く。

 調査は通信制などを除く4年制大559校、短大365校の全校を対象に実施した。

 4年制大の入学定員は44万4920人で1・1%増加。志願者も302万2983人と2・9%増えた。だが、人気は大都市部の大学に集中。全体の底上げにはつながっておらず、定員割れは221校で前年度と同数だった。うち定員の半分も満たせず、危機的な水準は17校(全体の3・0%)あった。

 短大の入学定員は8万7677人で4・1%減。志願者は13万1861人で14・3%も減った。定員割れしたのは225校。入学者数が定員の50%未満だったのは19校(同5・2%)だった。定員割れの比率は3年連続で上昇。2年前から20・1ポイント上がっており、短大離れがさらに加速化した。

 経営環境が厳しくなる中、各校の囲い込みも激化。推薦入学者が入学者全体に占める割合は4年制大で45・5%、短大で72・5%と、いずれも過去最高となった。

■マンモス校集中が背景

 4割近くが定員割れしする私立4年制大は、地域間格差、大都市内での二極化が特に顕著になっている。定員充足率(入学定員に対する入学者の割合)の平均値が110%を超したのは東京、京都・大阪、南関東の3地域。四国、中国の両地域は9割を割った。二極化の背後には、大都市部の大規模な有名大学が出前入試や全学部統一入試などの「改革」で志願者を一挙に集めて独り勝ちしている現状がある。

 東京の定員充足率は117・6%と高値で安定している。京都・大阪や南関東は健闘しているが、5年前と比べるとそれぞれ6ポイント、8ポイント低下した。北関東は92・2%と13ポイント、甲信越は100・8%で11ポイント下がった。

 一方、定員割れ校は四国で88%、中国で67%に達し、東北、甲信越、九州、北陸では5割を超えた。京都・大阪や南関東ですら34%、25%となっており、大都市部のなかでも二極化傾向が強まっている。

 背景には「マンモス伝統校」への人気の一極集中化がある。入学定員が3000人以上の23校の総志願者数は、2年前は全体の42%だったが今春は48%に増加。地方の受験生が草刈り場となっている。

 今春は早稲田、明治、関西が志願者10万人を突破。立命館、法政が9万人台で続いた。1回の試験で複数の学部に出願できる全学部統一入試の導入や地方会場の増加、センター方式の利用、学部再編などの「改革」が影響しているという。

 受験業界大手の旺文社では「少子化で大学に入りやすくなっているため、行きたい大学にこだわる傾向が強くなり、伝統校人気に拍車をかけている」と指摘している。


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でしょ。いわゆる下位校だったらとっくに全入。でも、そこには実際には入学してくれないわけですから。


だから、この夏休みも受験生を集めるためにオープンキャンパスやらで駆り出されるのが現状です。