模擬講義は怖い?
少し前のことですが、以前のエントリー(人事の審査 )で、少し書いた採用人事の模擬講義が行われました。
そのときにいただいたコメントを参考に、聞き手は教員だけにするか、院生を加える、学部学生を対象とするかを議論して、結局大学院生ぐらいには参加してもらうことにしました。
参加した人の感想を要約するならば、「こんなにはっきり差がつくとは思わなかった」というものである。自分も同意見。まあ、こんなのは自分の実際の講義のことは棚にあげて評価せざる得ないのだが。
学会報告であるならば、あれでも良いのかもしれない。でも講義を前提とすると、そもそもそれほど高度な専門的な内容よりもある程度のわかりやすさが要求されるからだろか、参加した人の評価もほぼ同じなのである。模擬講義をお願いした人たちの中には、大学院を出たばかりの人もいれば、それなりに教歴のある人もいた。でも、教歴があるからといってそれが模擬講義での良い評価につながっていない(まあ、必ずしも教歴がある=講義が上手との関係が成立するという前提自体が間違っていることは重々承知している)。
研究業績については、基本的に良いところを見ていこうという感じで審査が行われた感があるので、模擬講義をしてもらった人の評価には、優劣が明確につけられていなかった。でも、模擬講義で本当にはっきり差がついてしまった。
これから自分がもし移籍する(公募に応募する)チャンスがあったとしたら、当然模擬講義が要求されるだろうと思うと、怖い。もし、自分の採用時に模擬講義があったならば、採用されていなかったかもしれない。