スポーツ推薦を巡る議論 | 大学という斜陽産業

スポーツ推薦を巡る議論

毎年同じことが繰り返される不思議な組織が大学です。


と言うことで、今年もスポーツ推薦を巡って議論がなされました。要点は、彼・彼女達に対する入学後のケアをどうするのかということである。


スポーツ推薦でどの種目を対象とするのかというのは、まさに大学が「宣伝」に利用した種目である。その意味で、設備や活動費に関する援助は他のクラブよりも大きい。しかし、個々の学生に対する、特に勉強面でなにか便宜をはかってあげるべきという話は、毎年出ては毎年流れる。やれ、彼らだけ特別扱いにする訳にはいかない、とかね。


個人的には、相談しに来た運動部の学生には、たとえば次のようなことで彼らの努力を買ってやろう(単位は保証してあげよう)、ということをしている。


「試合を除き、毎回きちんと授業に出ること。一番前で、決して寝ないでちゃんと聞いてノートを取ること。」


でも、これをきちんと守った学生は、結構少ない。こういうことを言うと、同じ部で大挙して履修してくるが、だんだん数が減っていく。また、出てくる学生も入れ替わるのである。


まあ、こうなると、彼らを利用して入学させた大学も何らかの手だてを講じるべきだと思うのだが、(勉強が免除されるとは一言も言われていないのに)勉強しない(授業に出ない、出ても寝ているとか)彼らもよくないのかな、とも思うのだが。


#余談ですが、プロ野球選手のプロフィールで、「○○大学卒」とあればちゃんと卒業しているが、「○○大学出身」とあれば単位不足で中退しているそうですね。