作問依頼
う~ん、またしても悩ましい問題が。それは、大学院の入試の作問依頼が来たのだ。もちろん、断る訳にはいかない。
出題分野はまさに専門科目。所属の研究科では3つの専門分野(その中でさらに細分化されているが)があり、入試では、受験者が大学院に専攻したい分野と、そうでない分野から各1問の計2問を解答しなければならない。(その他に外国語もあります。とは言っても、実際には英語だけです。)
大学院入試の最近の傾向としては、全体的に出来が悪いこともあるのだが、専攻したい分野はそこそこできても、そうでない方が全滅に近い答案が多い。一応、足切り点があるので、あまりにも難しすぎると、大学院生を確保できない。院生の確保という、ある種余り良くない戦略(?)的視点から出題しなくてはならないというのが、悩みの種である。
個人的にはそんなに無理して院生を入学させなくても、と思うのだが、大学上層部、まあ経営側の上層部は定員確保にうるさい。結局、大学院のレベルも下がるのだが、レベルよりも財政しか頭がないのが今の経営陣ということなのである。