大学のことを本当に考えているの誰だ? | 大学という斜陽産業

大学のことを本当に考えているの誰だ?

大げさなタイトルを付けましたが、はっきり言って愚痴です。


以前にも書いたが、今、勤務先では新しい学部だか大学院を新設する動きが本格化している。どうして人はトップに立つと、何かを作りたがるのだろう。


それはともかく、少子化が本格化し、おそらくどこの大学でも、「大学改革」等の旗が振られ、いろいろと改革を進めているのだろう。とはいっても、少子化のことはかなり以前からわかっていたのに、なかなかその対策をしていなかったツケがまわったにすぎない感はあるが。


勤務先では、その一環で、やたら「戦略 」という言葉が振りかざされているが、現実に出てきている内容は、小手先の見直しにすぎない。理事レベルではそうは言うものの、官僚組織で硬直化した事務は、やたら前例を踏襲して何もやりたがらないし、仕事が増えることを嫌って、本当に手助けをしてくれない。新しいことをしようとしても予算はつけないくせに、責任はどうするんだ等と難癖はつけてくる。しかし、一応頭脳労働者である我々は(とはいっても実は自分は傍観者だったりすることが多いのだが・・・)何らかの知恵を絞って、それなりの成果を上げると、いいところだけ持って行ったりする。


そんな現状があるにもかかわらず、明日はまたその会議で、おそらく午後はすべてつぶれてしまう。