若くて真面目な人ほど忙しい
大学教員の日常・非日常 の休暇名物で、この時期、大学教員が学生から暇そうに見られていることが書かれていました。まさに御意。
ちなみに、世間では(学生も)勘違いがあるようだけれど、私学の大半は、2月3月には講義がないけれど、春休みではない、ということである。入試等で忙しいので、講義をしていないだけである。あるとしたら、通常、小中高と同じく3月末から4月頭までの間である。
まあ、この時期、入試で忙しいというのは、受験生が多数いることなので、ある意味幸せですけどね。
休暇名物では、こんな指摘もあった。
ヒマな先生は、途方もなくヒマそうです。
研究はとうの昔に引退。講義も何十年と使いまわし。
雑務も『使えない』のがわかっているのでまわってこない。
これで年収300万円ぐらいだったら許してもいいんだけどなぁ。
教授ってことは…。
まさにその通り、である。大学では、若いか、真面目な人ほど忙しい、という傾向がある。いわゆる「雑務」と言われる仕事が回ってくるのである。しかし、この雑務という表現、人それぞれの所もあるが、概ね教育・研究活動以外のこと(大学の会議、クラブの顧問、入試業務などなど)を指すようである。
若い場合は、若いと言うことで仕事が押しつけられる。まだまだ研究もしたい(しなくてはならない)年代である。だから忙しい(はずである)。
真面目な人は、真面目に仕事をこなすので、「仕事ができる」、「使える」という評価を得てこれまた色々と仕事が回ってくる。もちろん、研究も真面目にしている。だから忙しい(はずである)。
しかし、この使えるというレベル自体、企業で言うと「使えない」レベルの場合すらある。大学なんて所詮、そんなものである。
使えないという評価を得ると、なぜか仕事が回ってこない。「あの人に頼んでも、結局誰かが尻ぬぐいをしなければならないから、(最初から)別の人に頼もうか」となるのである。企業だったらリストラの対象だ。でも、大学ではそんなことにならない。しかも年功序列賃金なので、若手の講師の倍以上の給料をもらっていても、仕事は半分、なんてこともある。
このように、使えないという評価を得て、雑用から解放されて、その時間をすべて研究に費やして、世界から称賛を浴びるような研究成果を出していればまだましなのかもしれない。でも、そういう人に限って、研究も教育も隠居生活だから始末が悪い。大学の財産は人と言うが、その人が財産どころか不良債権と化しているのに手の打ちようがないのが現状なのである。
ちなみに、世間では(学生も)勘違いがあるようだけれど、私学の大半は、2月3月には講義がないけれど、春休みではない、ということである。入試等で忙しいので、講義をしていないだけである。あるとしたら、通常、小中高と同じく3月末から4月頭までの間である。
まあ、この時期、入試で忙しいというのは、受験生が多数いることなので、ある意味幸せですけどね。
休暇名物では、こんな指摘もあった。
ヒマな先生は、途方もなくヒマそうです。
研究はとうの昔に引退。講義も何十年と使いまわし。
雑務も『使えない』のがわかっているのでまわってこない。
これで年収300万円ぐらいだったら許してもいいんだけどなぁ。
教授ってことは…。
まさにその通り、である。大学では、若いか、真面目な人ほど忙しい、という傾向がある。いわゆる「雑務」と言われる仕事が回ってくるのである。しかし、この雑務という表現、人それぞれの所もあるが、概ね教育・研究活動以外のこと(大学の会議、クラブの顧問、入試業務などなど)を指すようである。
若い場合は、若いと言うことで仕事が押しつけられる。まだまだ研究もしたい(しなくてはならない)年代である。だから忙しい(はずである)。
真面目な人は、真面目に仕事をこなすので、「仕事ができる」、「使える」という評価を得てこれまた色々と仕事が回ってくる。もちろん、研究も真面目にしている。だから忙しい(はずである)。
しかし、この使えるというレベル自体、企業で言うと「使えない」レベルの場合すらある。大学なんて所詮、そんなものである。
使えないという評価を得ると、なぜか仕事が回ってこない。「あの人に頼んでも、結局誰かが尻ぬぐいをしなければならないから、(最初から)別の人に頼もうか」となるのである。企業だったらリストラの対象だ。でも、大学ではそんなことにならない。しかも年功序列賃金なので、若手の講師の倍以上の給料をもらっていても、仕事は半分、なんてこともある。
このように、使えないという評価を得て、雑用から解放されて、その時間をすべて研究に費やして、世界から称賛を浴びるような研究成果を出していればまだましなのかもしれない。でも、そういう人に限って、研究も教育も隠居生活だから始末が悪い。大学の財産は人と言うが、その人が財産どころか不良債権と化しているのに手の打ちようがないのが現状なのである。