ノルマ | 大学という斜陽産業

ノルマ

もう、大体の大学では来年度の時間割がきまっていることでしょう。

同業の皆さん、ノルマはどれくらいですか?5コマ、?6コマ?私立の場合、私学助成の関係でしょうか、6コマに設定しているところが多いようですね。大学院は、このノルマに含めますか?でも、実際の担当数は、ノルマをオーバーすることが多いようで、自分の場合ももちろんオーバーしています。学部は毎年7コマほど、大学院はノルマ外なのでさらに2コマ。(お馬鹿な自分はさらに非常勤もしていますが。)

非同業者の皆さん、これは1週間に担当する授業時間数のことです。1コマ90分として、6コマの場合、1週間に9時間の講義に拘束されることになります。その他に教授会とかの会議もありますが、変な本などに書かれる大学教授の時給が高い、というのは、通常この数字に基づいて言われる訳です。

大学によっては、その他オフィス・アワーなどと呼ぶ、学生の質問等のために教員が研究室等に待機している時間が課される場合もあります。理系の場合、講義などが無くても、実験のためにずーっと大学にいる必要もある場合もありますが、文系だと、必ずしも大学にいなくても授業の準備や研究ができる場合もあるので、平日家にいると、お休みだと思われる訳です。

しかし、一度でも講義等を担当したことがあればわかると思いますが、9時間話すためには、相当程度の準備時間が必要です(まあ、科目と経験によって多少変わりますが)。たまに小テストを実施したらば、それを採点する時間もいるし。夜中に採点しても、深夜勤務手当が出る訳ではありません。会議が延びても残業手当が出る訳でもありません。

う~ん、何を書きたかったのかだんだんわからなくなってきた。おそらく、授業時間数だけで大学の教員って暇なんだねって言わないで、って結論づけたいのかなあ(オイオイ、自分が書き始めたんだろう)。ちょっと体調不良のため、あまりまとまっていないけど(いつもそうだという意見もあり)、書き込んじゃいます。