再試験 | 大学という斜陽産業

再試験

再試験という仕組みをご存じですか。

知っている人にとっては説明不要でしょうが、文字通り、再び試験を実施するというやつです。自分の学生時代にはありませんでした。

ちなみに追試験は、諸般の事情(大学によって認める事情が微妙に違う可能性はあります)により、本来の試験を受けられなかった場合に認められる試験です。

再試験は、大学によってこれまた色々と要件は異なるものの、一度試験を受けて合格しなかった(単位を認められなかった)科目について、改めて試験を受けるチャンスを与えるものである。要件としては、例えば、①卒業するのに数単位足りない場合、②進級要件に数単位足りない場合、などに、(無制限ではなく)一定の範囲内で受験を認めるというのが多いのではないでしょうか。

自分の学生時代にはなかった仕組みなので、就職して初めて聞いたときは追試験と混同していました。しかし、最初の就職先と今の大学、さらに非常勤先を含め、いままで講義した大学で再試験がない大学はなかったので、今では一般的な制度なんだろうと思う。そして、今の大学って、ここまで学生のことを考えなくっちゃいけないんだなあ、としみじみ考えさせられた代物でありました。