わたしはだあれ? | 大学という斜陽産業

わたしはだあれ?

講義が始まりました。広いキャンパスに、大学祭以外では学生の数が最も多く見られる時期でしょうか。その数も段々減って、GWも過ぎれば、半減とはいわないものの、3割減ぐらいにはなりそうです。

 

個人的に面白い出来事を。

 

新入生に立て続けに「私はどこに行けばいいのですか?」と聞かれました。「○○という教室はどう行けばいいのですか?」ではありません。流石に、「私はあなたを知らないので、わかりません」とも言えないので、「学部は?」「授業は何?」「教室は?」と聞いて、ようやく彼(彼女)らが行きたい先を把握して、「この建物の何階ですよ」とか「そこの先の高い建物ですよ」と教えてあげました。

 

でも、中には授業名がなんとなく分かる(例えば、英語といわれても、1,2,3,4・・・とありますし、クラスによっても違う)だけで、教室が分からない者もいて(時間割表ぐらい持ってこないのかなあ、最近は)、結局事務に行くように指示したりしました。

 

また、大学にもよるのでしょうが、勤務先の場合、教室がいくつかの建物に分かれていて、表示が、「建物の番号-教室番号」の組み合わせになっていて、後者の教室番号だけを言われても分からない訳です。ガイダンスで、この辺の見方も徹底していないのか、本人が聞いていなかったか・・・。

 

確かに初めてのキャンパスでとまどっていることは分かりますが、もう少し質問の仕方があるだろうに、とおもいますが。それともそんなことから教えるべきなのでしょうか。