夜を着る人 | sphere

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自作歌詞・詩置き場。
’13ブログリより移転しました。

夜の色を着て
きみが笑うから
僕はその隣で
手を繋いでいよう

忘れたくないと
きみが泣くから
僕はその隣で
背中に触れていよう

「あいたい」の4文字を
煙に溶かして 吐きだした
横顔に 見えない色が
静かに伝う

拭った指先は
ちいさく 震えていた

夜の色を着て
きみが笑うから
僕はその隣で
手を繋いでいよう

忘れたくないと
きみが泣くから
僕はその隣で
背中に触れていよう

もういいから
もういいから


沈んだ陽のひかりを追って
痛みは 遠く 

消えないままで

夜の色を着て
きみが笑うから
僕はその隣で
手を繋いでいよう

忘れたくないと
きみが泣くから
僕はその隣で
背中に触れていよう

もういいから
もういいから

もういいから
もういいから

目を閉じて。




















大して寝かせていない詞を実験的に投稿してみる、というテスト。

「あ、これ以上言わなくていいや」って思ってしまったので、同じ詞を繰り返しています。
構成的には変則(C→A→B→C→D→E→C→D、みたいな)になってます。

夜を着る、っていう言葉だけが浮かんで書き始めたのでタイトルもそのままこのフレーズを使っています、が、ひょっとしたら変えるかもしれません。

夜の色、忘れたくない、「もういいから」という言葉、あたりで書きたかったことが表現できているといいなあと思います。
改訂の余地が大いにあると思っているので、ご意見・ご感想、お待ちしています。