月曜日
いなくなった。
ひとつ、空いた椅子
あのこが、泣いてる。
解らない
声が出ない
きれいな、花束
触れられなかった。
沈黙が
鐘の音(ね)で
もう一度
動き出す。
欠けた まま
ここに居なくたって
居なくたって
時計の針は 廻る
「そばにいるから」って
意味のない言葉は
届きも、しない
木曜日
お誕生日。
ケーキのろうそく
消えずに、ずっと
ゆらゆら 揺らいで
泣けないよ。
ここに居ないことを
居ないことを
忘れようとしないで
「いつか許せるから」
それを望むことが
ひどく、苦しい
サヨナラの前に
一度だけ、
手を つないでみたかった
君の温度も
知らないままで、
欠けて、しまった。
ここに居なくたって
居なくたって
それが 当たり前のこと
ここに居なくたって
居なくたって
時計の針は 廻る
目元を拭って
涙を越えたら
どうか 笑ってほしい
ここに居なくたって
僕が居なくたって
この手が 触れられなくたって
今日をつないで
君は笑うの
今
20121113
最近ヴォーカリストの表現力にものすごく憧れを感じているkouですこんにちわ。
今回の詞はまさにそんな感じ←
最初は淡々と歌って、サビにきて一気に叫ぶような。
サビ頭に繰り返しのフレーズを入れたのも、そういうヴォーカルを意識しています。
そんなイメージです。誰か歌って下さい(笑)
自分はどうやら「ミスリード」が好きなようで、今回は最初から狙っていきました。
騙されたかな？(｀∀´)←
「居なくなった」としたら、その延長線を繋ぎ続ける「今日」に、自分は何を願うのか。
そんな詞です。
「居なくなった」ことを信じられずに「昨日」に留まったままの人、っていうのも少なからずいるんですよね。
実際には、居なくなってしまった人は彼らを見ることなんて出来ないと思いますが、きっと「今日」を生きてほしいと願うんじゃないでしょうか。
(自分しか得しないこだわりですが)ひらがなと漢字の配分とかにも気を配りました。
珍しく、満足のいく出来だと思える詞。