十二分間の白昼夢
幾つもの星が包んでいた
僕らを照らす蛍光灯と
機械的アナウンス
“本日のプログラムは
終了致しました”
突如意識を失う様な
どうしようもない絶望感
僕らの息は止まったままで
世界は早送り
“本日のプログラムは
終了致しました”
もう少しだけ見せてくれよ
星を奪われた空の下
ぶちまけた夢を見せてくれよ
奪ったのは誰だ
投影装置に頼らなきゃ
見られなくなった僕らの夢
変わらない現実はひとつ
「手を伸ばしたって触れない」
“本日のプログラムは
終了致しました”
“本日のプログラムは、”
もう少しだけ見せてくれよ
星を奪われた空の下
満天の夢を見せてくれよ
全てを忘れてしまう前に
星を奪われた空の下
20110410
星とか夢とか、自分の好きなこと詰め合わせです(笑)
テーマとしては、
・明るくなった街の夜空から消えてしまった星
・情報が溢れる世界で子供が抱けなくなった夢
こんな感じですかね。
この二つが重なって思えて、そこから展開できました。
…我ながらなんという等身大。
共感していただけると幸いです。