キミは小さい時からずっと
とっても泣き虫だった
赤くなった目をこすりながら
「何でもないよ」と逃げてった
キミの碧いガラス玉の瞳から
とめどなく溢れる涙が
あまりに透明で綺麗だと
僕はずっと思っていた
僕らは今 まるで機械のように
何一つ変化しない日々を送る
「戻りたいな」と零した僕に
泣けなくなったキミは答えなかった
この中で生きる誰よりも高くて
星に 月に近い場所で思う
この世界がこんなにも美しい
すてきなものだったなんて
いつか見たことが在ったのに
どうしてだろう 忘れてたんだ
キミも覚えていないのだろうか
二人見た あの夜空のこと
閉ざされた 偽りの場所から
一歩だけ出た 僕はキミを思う
もし僕が 今 この生を捨てたら
キミは泣くのだろうか
僕のために
キミは泣くのだろうか
20080722
改題。
これ歌詞にできそうなのにしてないよなあ。
「泣けなくなったキミは答えなかった」とか、自分で書いた詩だけどなんか好きです。