【7つの習慣から学ぶ部下から信頼されるマネジメント術】
前回は”第5の習慣 理解してから理解される” を簡単に紹介しました。
”理解する”とは、相手の言ったことで理解できたことだけを相手に伝える。
部下が話している時は、真剣に聴き、理解できたことだけを示す!
ということを紹介しましたが、もう少し具体的に補足します。
《理解する と 第5の習慣の本質》
”理解する”とは、相手の言葉を真剣に聞き、目で相手の状態を真剣に見、相手の気持ちを心で感じる。
その上で、 相手の”今”について分かった こと。それが ”理解” です。
相手の”今”について分かったこと とは、
①相手の話した”内容”を真剣に聞き、話しの”中身”を”理解”したこと。
②次に、その時の相手の状態はどうなのか?
「う~ん」と思い悩んで見えるのか?笑顔でいるのか?険しい顔なのか?涙を浮かべ泣いているのか?
目で見た相手の”状態”で”理解”したこと。
③最後に、その時の相手の気持ちはどのような感情にあるのか?
困っている?喜んでいる?怒っている?悔しさ?悲しさ?
これが、相手の”今”です。ただ純粋に相手について”理解”したこと。
これが”相手を理解する”ということです。ただの”理解”なのです。
この”相手を理解する”ことで、相手は”理解してもらっている””理解してくれている”と感じます。
心から相手の話を理解しようと真剣になっている相手に対して、
その相手の心は、「ああ、この人は理解してくれている」と、嬉しさを感じます。
なぜ嬉しさを感じるのか?
”理解してくれている”と感じた瞬間に、その相手に対して良い感情を持つからです。
この人は、理解してくれている、分かってくれている、味方だ、優しい、尊重してくれている、など。
あなたも経験があるはずです。自分の意見に同調してくれたり、賛成してくれる人は嬉しいものです。
また、普通の人は、普段から相手の話を聞いていないし、聞いてもらっていないこともあります。
ほとんどの人は、”理解してから”でなく”理解してもらう”ことを考えています。
これも、私を含めほとんどの方が身に覚えがあるかと思います。
「まず、俺の(私の)話を聞きなさい」、仮に相手の話を聞いていたとしても、
頭の中では、自分が次に話すことを考えながら相手の話を聞いている。
それだけ、”自分の意見を言いたい・話したい”と思うのが人の本能なのかもしれません。
だから逆に、”理解する”ことはコミュニケーションにおいて非常に効果的であるということですね。
ここで、この”第5の習慣 理解してから理解される” の本質についても、紹介します。
それは、”理解してから理解される”ということは、相手があり、意見は2つあるということです。
そして、”相手と自分の意見が違う・異なっている”ということです。
同じ意見であれば、”理解する”必要も、”理解してもらう”必要もないからです。
しかし、相違点が無ければ、より良いアイディアやより良いチームが出来ません。
同じ意見であれば、新しい知恵や、より良い改善は生まれません。
ましてや、自分の意見や考え、見方が間違っているかもしれない。
相手の意見を尊重し、相手の話を真剣に理解することで、
新しい知恵や発見、気づき、改善が生まれる可能性があります。相手との関係も向上します。
これは、”第6の習慣 相乗効果を発揮する”につながっていきます。
最後に、こんなエピソードを紹介します。
ソニーの創業者の盛田昭夫氏のエピソードです。社長時代に、会長と意見が違うことがよくあり、
会長にこんなことを言われたそうです。「なんでお前はいつも私と意見が違うんだ!」と、
盛田氏はこう答えたそうです。「二人して同じ意見なら同じ会社にいる意味ない」と。