どうして伸ばすの?
準備運動やボディーケアで定番のストレッチ、
やり方によっては逆効果になってしまい
筋肉の性能を落としてしまうこともあるのは知ってるだろうか?
疲れたときなど固まってしまった筋肉を伸ばすと気持ちいいよね。
筋肉が固まる、とか硬くなるってのは
簡単に言うと筋肉の繊維がギュっと詰まっている状態だ。
その結果筋肉本来の伸びと縮みがうまくできなくなっている。
なので一時的にでもストレッチを掛けることによって
筋繊維に遊びができて可動性が増すんだよね。
まあこれはいいことなんだけど
あくまでも応急的な効果でしかない。
一瞬気持ちいい程度だね。
ストレッチなどしてはいるけど
なかなか筋肉のコンディションが変化してこないのは
何か他の理由があるかもしれないよ。
筋肉の特性を知ろう
筋肉の反作用ってのがあるんだ。
体の機能はとてつもなく自動的に管理されているもので
伸ばされたら縮もうとする、
また縮んだら伸びようとする、
この相反する機能が働くことで損傷をできるだけ受けないようにしてくれているんだよね。
全てはバランスで成り立っているわけだ。
このシステムがあるために
ムリな強いストレッチは逆に筋肉を縮ませることになって
結果的に元の木阿弥状態か変な疲労感にまでなる恐れがある。
せっかく長い時間をかけて伸ばしたのに
その効果が比例しないのはちょっとショックだよね。
体の原理原則を無視した根性論は今では
肉体や精神においてマイナスでしかないと思う。
根性はもちろん必要だけど
闇雲な根性論はトラブルを招くだけなのも分かってきているんだ。
精神の負荷は肉体の弱化につながるから
スポーツ障害なんてよく言うけど
あれなんかほとんどプレッシャーとかいろいろなものの
ストレスが原因になっているんだからね。
大切なのはメンタル、マインドのコントロールと強化なんだよ。
日本ではまだそこまで重要視されていないけど
これがうまくできていないといくら過酷なトレーニングをしてもなかなか限界突破はしずらいものだ。
メンタルの回復は大事で最優先課題になるのだけど
かと言って安易に薬なんか飲んではダメ!!!
今飲んでる人には悪いけど・・・。
確実に悪化していく。
この理由は過去にも書いているし
世界でも多くの医師や科学者が言っていることなんだが
この日本ではあまりそんなこと聞かないよね。
だから騙されているんだよ。
人間の体の機能は本来とんでもなくすごいのだ。
命にかかわるような救命救急以外は
自然回復システムがあるから少し整えてあげるだけで
そのシステムが働いて回復していくからね。
なのでストレッチもやりすぎると
体にとっては変なテンションが掛かっていると脳が判断して
それが継続されるとストレスに変換されて免疫力も落ち
やがていろんな病気にまでなっていくこともある。
運動やりすぎている人って不健康な人が多いのも
こういったことが関係しているんだ。
ストレッチをやるとすれば
ごく軽いテンションで数十秒待つ、くらいでいいと思う。
反作用が出ない程度のテンションでやるのがポイントだ。
あくまで自分の体の声を聴きながらやることが大切で
他の人と一律にやろうなんてのは当然NG。
指導者でもまだ知らない人も多いから
選手のパフォーマンスに悪影響が出るようなことはやってもらいたくないよね。
あと、ストレッチの際に忘れちゃならないことがある。
それは「縮ませること」だ。
えっ?せっかく伸ばしたのにどうして縮ませるの?
なんて思う人も多そうだけど、
筋肉の性能は伸びと縮みの幅が大切なんだ。
入念にストレッチされ伸ばされた筋肉はまるで
履き古されたパンツのゴムみたいになっている。
ダヨ～ンと伸びっぱなしになってる感じ。
これではただゆるゆるしているだけで
力など到底入りづらくなっている状態だね。
せっかく筋肉のコンディションを良くしたくて
時間をかけてストレッチしても結果がこれでは
もはややらない方が良かったのでは・・・・。
もっと科学的にやった方が楽だし効果もバッチリなので
筋肉の硬さを取って、筋肉の伸び縮みの性能を上げて
力もバッチリ入る筋肉を作りたい人は
是非当院まで来てみてくださいね。
トレーニングなしでもコンディショニングだけで
ここまで強化できるんだ、と目から何かがポロポロ落ちていくかもしれません。。。
