民主党新政権について、
 いま一度、自分の頭の中を整理。
 
 $SPiral of EXperience

◆政権交代ー民主党新政権メモ

◇求めているもの
〇惰性や癒着の大掃除を
・歴史的な政権交代の使命とは、半世紀に渡って自民党が政権を独占してきた間に、癒着や腐敗による政の惰性や制度疲労を大掃除し見直すこと。 そして、社会や暮らしの変化に対応した相応しい仕組みを改め、透明性のある政治を作り出すこと。

・長年の慣行の積み重ねのなかで、省ごとの予算シェアは固定化し、官製談合や随意契約、官僚の天下りの根が深く張り巡らされてきた。 少子高齢化などに象徴される社会経済構造が急激に変化しているのに、政策の優先順位の判断や予算配分を変えるなどの対応をしてこなかった。
 自民党が政権党から滑り落ちた大きな理由のひとつに、この政官業の癒着による利益誘導や利権の政治構造やそれを生み出す税金の巨大な無駄遣いに対する批判である。


〇政策優先順位の判断を磨け 
・民主党も、官や業と馴れあってしまっては、政権交代の意味は大きく損なわれる。 業界や団体・経済界の主張にはもちろん耳を傾ける必要はある。 大事な事は、その妥当性や公平性・効率を見極め、政策の優先順位を厳しく吟味することだ。 実情に通じた広い視野に基づいた判断力と、国民に痛みも伴う政策を納得させるだけの論理的に説明する姿勢が求められる。

・国民の政治へのニーズや利害は多様化している。 業界もかつてのような一枚岩の時代は去り、幅広い民意を如何に汲み上げ受け止めていくかも、自民党にはできなかった新政権へ求められている。 そのためにも、新政権が順調に滑り出せるかどうかは、官との間にどんな関係を築けるかにかかっている。

・新たに設ける行政刷新会議と国家戦略局だけでなく、各省でも大臣や政務官の政治家チームが大きな政策判断を仕切るという‘脱官僚依存’の方向性は正しい。 そのうえで、官が持つ専門知識と経験と情報は、国益を担う為の資産である。 政権党の特権・傲りは厳しく戒め、官僚にむやみに圧力をかけたり、利害関係者に便宜を図ったりといった逸脱は許されない。

・今回の新政権の内閣組閣は、多彩な人材を幅広く配置した、まさに全員野球ともいえる。これまでの左右や保革といった、戦後従来の枠組みが遠ざかっていくように思える。
  

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 これまでの密室での政治に終止符を打ち、真に国民に開かれた、
 「日本国民による、日本国民の為の、真の民主政治」を体現して欲しい。
 そのうえでも、できるできないことよるも、きちっと国民に説明する姿勢を通して、国民から真に信用を得る政治を実現できることこそが、なによりもまず大切なように思える。