Dundee | 大ぼら一代番外地

Dundee

2GBのファイル送信ミッションに苦戦する此処数日、何せネット接続速度が牛歩レベル超弩級激遅ぶりの大英帝国ネット事情、既に〆切過ぎれど事情説明済みなれば猶予頂く身、成る可く早くミッション完遂すべく挑めど、全く以て不毛の極み。然ればBetter Than Nothingとばかり、ファイルの内容を容量半分程度に軽くし書き出し直すや、これやったらどやねんと挑めど、全く送信される気配すらあらねば、最早絶望的かな。

 

垂れ流すテレビにて、 B29に由る日本空爆映像流されれば、

 

 

原爆投下に至りし。

 

 

朝飯食らうべく食堂へ出撃、此処はスコットランドなれば、イングリッシュならぬ「スコティッシュブレックファースト」にして、ビュッフェ形式なれば盛り過ぎ注意と自戒すれど、結局ついぞ盛り過ぎ腹パン温泉とは愚の骨頂かな。

 

 

コーヒーもマシーンにて淹れ得れば、ダブルエスプレッソx 4杯=エスプレッソ8杯分を以て堪能せり。

 

 

帯&解説付きLPの売れ行き好調なれば、残る帯と解説ある限り装着装填せんと、物販部隊よりの下知あり、斯くして作業に取り掛かりし。LP外袋あらざれば、シュリンクを丁寧に切り開き再利用せんとする工程こそ面倒なれど、前回の作業にて既に開眼奥義極めれば、至ってスムーズに作業進めミッション完遂せり。

 

正午チェックアウトなれば、久々にのんびり過ごし得し。
チェックアウトするや、Morganが昨夜の会場Mono界隈にて用事ありければ、10分間の自由行動となり、皆様服屋にてあれこれ物色購入されし。

 

 

いざDundee目指し爆走り。

 

 

午前2時前、早々に投宿先ホテルへ到着すれど、未だ入室叶わねば、奇しくも真正面にKFCありて、東君と連れ立ち突撃せり。

私は昨年よりカナダ、アメリカにてKFC訪れ、所謂「オリジナルチキン」食い比べれど、どうにも散々食らいし20代当時と、味が大きく異なると感ぜられれば、チェックの意味も兼ね各国のKFC訪れんとする次第。
扨、御品書眺め「オリジナルチキン」所望せんとすれど、単体メニューあらざれば、最小単位がこの「6 PC BARGAIN BUCKET」しか見当たらず、KFC UK公式サイトに掲載される「2 PC ORIGINAL RECIPE PIECES」等あらざれば、仕方なく「6ピース バーゲンバケット」なるオリジナルチキン x 6ピース+フライドポテト x 4個なる代物購いし。

 

 

「オリジナルチキン」とは、公式サイトに由れば「KFC創業者カーネル・サンダースが調理法を完成させた1939年以来、変わることなく受け継がれてきた調理法で、若鶏を使用し、店舗で手づくりしている伝統のフライドチキンです。」なりけれど、散々食い捲りし20代当時とどうにも味が異なると感ぜられれば、当時は如何にもケイジャン料理然とする芳しさ爆裂スパイシーな味わいたれど、今は随分シンプルな味のベクトル示しつつ、矢鱈に塩っぱく感ぜられるか。カナダ、アメリカ、イギリスとKFC巡れど、あの独特の異国感は何処へ。然れば愈々日本のKFCをチェックすべきか。ネットにて検索するや、矢張り「香辛料が変わり、独特の風味がなくなり、塩辛さのみが際立っているように思える」との意見散見、カーネル・サンダースよ、おんどれそんな事でええのんか。地獄から甦り、ケンタッキー州Louisvilleにある第1号店のみが使用し得る「Voodoo Zombie Powder (ヴードゥーゾンビパウダー)」なる秘伝スパイスを、是非に全店舗へ供与展開頂きたし。 

 

 

6ピース入りなれど、レッグは1本のみ。当然食い切れる筈もなく、チキン3ピースとフライドポテト1個食らえば、残りは持ち帰りし。

 

 

投宿先たるホテルへチェックインするや、激遅牛歩ネットではどないもならねば、最早背に腹は替えられぬと £5.00 (約950円也) を支払い高速ネット購入せり。さぞや快適ネットライフを送り得るかと思いきや、£5.00も払いし処でアンテナ2本、実際に接続するや、そもそも通信各社より「サービス対象外地区」として契約不可を下知される明日香の山寺にて、苦肉の策として外国人旅行者が使用するレンタルポケットWi-Fiを無理矢理使用すれど、それよりも遥かに遅ければ、なかなか絶望的かな。

 

新たに書き出せし容量半分に軽減せしファイルさえ、案の定アップロード半ばにてエラー中断する有様。

 

 

金払うた限りは何とかしたれやと再三試みれど、亦直ぐにエラー中断すれば、これのどこが「Ultimate Premire Internet」やねん。而して時間切れ、会場へ出発時刻と相成りし。

 

 

今宵の会場Church Dundeeへ到着せり。

 

 

ポスター剥がし損なわれ痕之圖。

 

 

Morganと私。

 

 

Church Dundeeとの名前通り、教会をリノベーションせし会場にして、この類い欧州には少なからじ。天井を彩る星空に吸い込まれる錯覚覚えし。

 

 

男子トイレ之圖。

 

 

昨日エンドピン失われし祥三君のベースに、新たなエンドピン打ち込めば、何せ楽器の扱い粗雑なればこそ、修理経験も豊富なり。

 

 

大英帝国とは信じられぬ大快晴、折角なればDundeeの街をぶらり散策せん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

常々スーパー求め徘徊彷徨するジョンソン、本日も幾度か邂逅果たせり。

 

 

カラオケもあり。

 

 

楽屋にて、鋭意ドラムヘッドアート制作される砂十島画伯之圖。

 

 

今宵、先鋒務められしはEdinburghからの刺客SPG Oneにして、演奏始まるや80’sニューウェイヴとは意外過ぎ、ドラムレスにしてボーカル、ギター、ベース、アナログシンセに加えてリズムマシーンなる4人編成、思わず初期Cabaret Voltaireなんぞかと思えど然にあらず、個人的にその多角的音楽性は或る意味オモロ過ぎかな。

 

 

而して彼等のクルーの御二方、HawkwindGongのTシャツ纏われれば、そもそもてっきり彼等こそが今宵の出演者にして、スコティッシュスペースロック大炸裂かと期待すれば、完全に早とちりなり。

 

 

今宵は今回のツアー初なる65分のショートセット披露せり。来週末に控えるフェスティバル「Festival Levitation」は60分セットなれば、前哨戦的な意味合いもあり、あれこれ試さんとす。嘗てJapanese New Music Festivalにて一緒にツアーせし吉田氏が、随分御疲れ気味なれば曰く「今日はRuin Alone10分でいいよ (本来は20分)」然れば曲数減らされるかと思えば然にあらず、曲数其の儘にて全曲2倍速にて演奏すると云う超絶変人離れ業披露されれど、流石にこればかりは真似出来ずして、こちらは凡庸に曲数減らし些かテンポアップ、結局は怒涛の大疾走を以て駆け抜け、大団円へ至るや幕。 

 

[set list]

1. Dark Star Blues
2. Flying Tea Pot - including In A Session Not In C

3. OM Riff From The Melting Paraiso U.F.O.
4. Pink Lady Lemonade ~ Sparkling Pink Lady Lemonade

5. Cometary Orbital Drive

 

ネット上にてライヴ写真拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第。悪しからず。

 

 

社会的落伍者受難之圖。

 

 

禁断の夜食食らわんと思えば、電気ケトル召喚、適量注水するや白菜と輪切りに処せし人参ぶち込み、朝飯より失敬せしソーセージ3本を切り分け投下、トムヤムペーストと刻みしハバネロぶち込み、いざ沸かせば、

 

 

是にてケトルクッキング「トムヤムソーセー汁」完成、

 

 

 

いざ食らえば、電気ケトルにて沸騰、然も沸騰状態を強引に継続させれば、直火にての沸騰とは沸点が絶対異なると信じて止まぬ程の超高温に感ずる熱々ぶり、加えて今回購いしハバネロが、致死レベルたる驚異のハザードレベル50を記録するえげつなさ、トムヤム風味芳しくも、土石流の如き濁流の大汗流す程に苦悶せられし。

 

 

今や見慣れし光景たるベッド上の幕営、NANI's Kitchen開店せん。

 

 

 

NANI君が調理される様眺めつつ、凡そ風邪と思しき症状に加え、既にツアー最終盤かと思わせる終末的疲労感襲来にて、意識遠のき即寝成仏。

 

アメブロ仲間たるNANI君も投稿再開、今回のツアー中も並走投稿されんと思えばこちら
ジョンソンのツアー日記はこちら
祥三君のツアー日記はこちら