MIKAWABATA / 涅槃 @秋葉原 Club Goodman | 大ぼら一代番外地

MIKAWABATA / 涅槃 @秋葉原 Club Goodman

既に12月も半ば、年中行事たる「第22回 ACID MOTHERS TEMPLE祭」@名古屋 得三も、4年ぶりに再開されしSky Shine彦根公演@ダンスホール紅花、而して其の儘雪崩れ込む大忘年会@とばや旅館、翌昼のをかべ貸切打ち上げに至るまで、全て既に終えれば、気分は愈々以て歳末たるべき筈なれど、何せ世俗と隔絶する概ね隠居暮らしなれば、どうにも全く実感湧かず、徒然なるままに時間のみ過ぎ行く有様かな。

ふと気付けば、拙ブログ記事は、先月末の帝都遠征にて停滞頓挫、然れば今更なれど十八番たる書き殴り書き棄て上等、書き逃げんとすれば、悪しからず。

 

投宿させて頂く田畑家豪邸を後にすれば、

 

 

秋葉原Club Goodman階下の練習スタジオStudio Goodman Akibaへ。Club Goodmanへは出演こそすれ、階下のスタジオ使用は二度目 (因みに一度目は、Mainlinerのレコーディングに使用) にして、階段踊り場の壁に、何とあの松坂大輔のサイン発見、ほんまもんけ?然も今年2月とは驚愕。練習スタジオ云うたかて野球の練習すら可能とは、流石はアヴァンギャルドからアイドルまで網羅されるClub Goodman系列かな。

 

 

今宵ゲスト出演させて頂く涅槃のリハーサルに参加させて頂きし。

 

 

而して今宵の会場Club Goodmanへ。

 

 

涅槃サウンドチェック之圖。

 

 

Pink Floyd「Ummagumma」裏ジャケット写真さえ彷彿させる機材の山、

 

 

嘗て此処Club Goodmanのステージに、ドラムセットを横一列に4台セッティング、AMTの名を冠する4バンドが怒涛のメドレー演奏せし「ACID MOTHERS 大合戦 2010」行えど、果たして此処まで狭く感じしか。

 

 

こちらが馬頭君の機材にして、公式アナウンスに由る処の「瞑想状態の被験者から脳波測定器EEGを用いて抽出した脳波 (瞑想波9Hz α第二波) をビープ音として音像化」するマシーン群たりしか。

 

 

涅槃とは、その脳波音に対して、中世古楽器、民族楽器、クラシック等のアコースティックなアンサンブルを以て、即興演奏を仕掛ける世界初の演奏グループなりけり。

 

 

而してこちらは美川さんの機材群、

 


私もアコースティックギターとエレキギターの2本を用意せり。

 

 

サウンドチェック中之圖。

 

 

予定よりも随分早くサウンドチェック完了すれば、美川さんと2人して、毎度御贔屓にさせて頂く「金子屋」にて、前打ち上げに興じし。美川さんとサシ飲みは初、大先輩から貴重な逸話あれこれ伺い得れば、ついぞ杯も進み、素晴らしきひと時過ごさせて頂きし次第。己れの自撮り写真こそあれ、美川さんの写真あらざれば、悪しからず。

 

 

今宵、先鋒務めさせて頂くは、美川さんとのデュオMIKAWABATA、美川さんと共演経験こそあれどデュオは初。私はMarshall2段積みとベースアンプを使用、弓弾きと指弾きに特化すれば、ノイズギターならぬ轟音弦楽アンサンブルや爆音オーケストラを想定、美川さんの電子音に、轟天号に絡み付くマンダの如く絡み合い、怒涛の大団円へ至らんとす。ライヴ写真拾遺叶わねば、イメージ画像にて御茶濁させて頂く次第、悪しからず。

 

続けて涅槃登壇、途中よりゲスト参加予定の私と美川さんは楽屋にて待機すれば、ステージ上の様子はモニターテレビにて伺うのみ。

馬頭君に由る、今回のBrain Pulse脳波の公開実験についての説明あれば、此処に無断転載させて頂く次第、悪しからず。

 

脳波とは、脳の活動を100万倍に増幅して記録した波形です。α波で最低20μV 程度しかありません。その時の精神の状態(焦りや緊張や安静)を表し、それを数値として表したものです。 人間が座位で目を閉じ安静にしリラックスしているときや、思考停止して無になって瞑想しているときに大きくなるのがα波です。 閉眼若しくは半眼の時に顕著となります。開眼すると減弱する特徴がありますが、最大に瞑想出来た場合には開眼しても減弱しません。逆にβ波は思考したり意思が働いて脳を活動をさせるときに大きくなります。

 

前頭葉とは、思考、判断、情動のコントロール、コミュニケーションといった高度な分析・判断を司る。 思考力、創造性、社会性といった人間らしさの源泉ともいえる部位であり、その中でも左右の大脳に挟まれた中間に位置する松果体は、睡眠ホルモンであるメラトニンを分泌する脳器官であり、多くの動物では光を感じる、いわゆる「第三の眼」として機能します。松果体の光受容細胞は、網膜の視細胞と多くの類似点をもつ一方、メラトニン分泌(松果体)と視覚(網膜)という互いに大きく異なる生理機能をもつことが知られていますが、大抵の機能は実はよく分かっていません。ただ、瞑想や精神活動の際には活性化してこの世ならぬイマジネーションやインスピレーションの発言部位となります。

 

この前頭葉、松果体に的を絞ってセンサーを当て、一極からの脳波をヘッドセットから抽出します。其方の出力を無線で母機に飛ばし、母機がビープ音に変換します。その中でも特に9Hz にのみ限局して作動する仕組みとなっています。脳波のセンシティブな基軸となる9Hzの強さμVが上がるごとに音程が変化します。位相差で倍音が生まれますが、それに対して時々私が倍音の調整をします。私がする事はそれだけで、あとは時々被験者の方が行き詰まった時に脳波の誘導役をします。

 

絵図や図象、シンボルなどの紙をお見せします。時にはお声掛けや催眠術、鍼灸など色々と。

 

背中を椅子に預けて、椅子と同化するかの様にただリラックスなさってください。念力~!とか集中~!とか考えると脳波の抽出が止まりますので笑、無でお願いします。何と無くご自分の好きな風景などを思い浮かべても良いでしょう。では、脳波と即興音楽のコラボをお楽しみください。被験者の方の脳波は音楽に同調し、音楽家は脳波の音にインタープレイで働きかけます。観客の方々の脳波も同調します。正にバイオフィードバック現象が会場全体で起きます。

 

斯くして脳波の音との即興演奏幕開けし。漸く出番と相成り、今度は美川さんがヘッドセット装着、私がギターにて参加、更にCromagnon「Caledonia」カヴァーへと雪崩れ込み、濃厚なサイケデリックワールドへ。而して私と美川さん退場すれど、涅槃の皆様はもう1曲御披露され、是を以て幕。涅槃のパフォーマンスに関せば、私如き筆舌に尽くせねば、矢張り現場にて体験すべき代物かな。

ライヴ写真ネット上にて拾遺叶えば、此処に無断借用転載させて頂く次第、悪しからず。

 

 

 

 

 

 

 

今宵、MIKAWABATA / 涅槃 @ Club Goodmanへ御運び下さりし皆様、どうも有り難う御座いました。

 

昨日に続き二夜連続して顔出して下さりし旧友Johan、今宵は八王子の彼の御宅に御世話になる次第。奥様の手料理まで御馳走になりつつ、四方山話に花咲かせ、夜更けまで飲み明かせば、未だ時差ぼけと北米ツアー疲れもあり、遂には轟沈。
 

 

翌日は、Johanが御贔屓にする大衆酒場へ繰り出し、彼が絶賛する「あん肝」を筆頭に、

 

 

「間八刺身」やら

 

 

「鰆西京漬け」等に舌鼓乱打しつつ、亦しても四方山話満開。

 

 

素晴らしきひととき過ごさせて頂き、Johanには感謝するばかり。そもそも1996年に私が海外ツアー始めし当時、最初に知り合いし最も古き海外の友人にして、海外に於ける初ソロライヴをブッキングして下さりしオルガナイザーでもあり、AMT宗家1stアルバムや「Absolutely Freak Out (Zap Your Mind!!)」等の作品にて、コズミックナレーション担い下さり、AMT宗家国内初ツアー時にもコズミックナレーターとして、ステージに立たれし盟友なり。

 

名残尽きねど帰路に就けば、八王子駅より中央特快乗車するや、始発駅なればガラガラにして、いつも満員な印象しか抱かぬ中央特快なれど、余裕にて着席し得れば、東京駅まで快適な電車の旅かな。

 

 

東京駅より新幹線にて帰阪。斯くして大阪アジトへ無事帰還、是にて今年最後の帝都遠征も無事終了せり。