北朝鮮の強固さは韓国が原因 | An Ulterior Weblog

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(2018.10.29追記 韓国の本音がやはり出てきた。核の共同保有を目指しているようだ。ふざけた国である。https://toyokeizai.net/articles/-/245316

 

ミサイルを花火と勘違いでもしたかと思うほどに打ち上げている北朝鮮。その行動や対処についてはTVでもいろいろ言われている。ここでは3つのポイントで話をする。

 

<ミサイル迎撃とJアラート>
迎撃はできない。これは事実。それについては自衛隊反対のはずの朝日がなぜか取材しているようだ。

https://dot.asahi.com/wa/2017082900012.html

イージスにしろPAC3にしろほとんど有効性がない。Jアラートの無意味さもはっきりしている。総括的なこちらも参照してほしい。
https://dot.asahi.com/aera/2017082800038.html
Jアラートはこのシステムの開発と維持管理のための利権ではないかと思う。安部政権下でこれが進んだのは実を見ているというよりは目に見えた活動を国民に示し、憲法改正を進め易くしようというものではないかと思う。(私は天皇皇后両陛下には尊敬し従うが安部政権に従う気はさらさら無い)

 

<北暴走の原因>
次に、この問題の原因はまるで日本にあるかのような論調である。左掛かった人たち、田原総一郎などが今は筆頭だろうか。例えば、これまた元朝日の人間がこんな発言。
http://www.newsyataimura.com/?p=6800
一体、どうしてこんないいがかりになるのか。それなら、第二次大戦も米国に責任があり、日本には無い。北は大戦後、共産圏として、朝鮮戦争のときに中国と血の同盟の関係を築いた。その下で、拉致工作や飛行機爆破などテロ行為も行ってきた。誰も好き好んでならず者国家にならないと書いているが、独裁者がいれば好き勝手はどこでもしている。歴史や今の世界が見えないらしい。

 

朝鮮戦争は大国の侵略とは関係ない。朝鮮民族の内戦だ。後に代理戦争にはなるが、最初に米中は引き摺り込まれたと言った方がいい。終戦で日本が一掃され、後に米ソの共同占領も引きかけた頃に統一を図ろうという動きの中、北と南で調整つかず、北が突如一気に攻め(国連で非難決議がなされている)、後にソ連経由で中国に応援を頼み、正規軍ではなく義勇軍が参戦している。南は日本にいたマッカーサーが指揮を取って盛り返す。核使用を上申し、中国へも攻め入らんとして解任されるなど、泥沼的な戦いだった。停戦後は韓国はアメリカの傘下に入り核は持てなかった。北も血の同盟で中国の傘下に入り核を持たずに済ませることは十分にできた。そうしなかったのは北ではないか。

連合国占領になった段階で日本はもう関係ない。ベトナムなどの被占領国家も自力で統一をはかっていった。他国の責任だ何だと言っていない。しかも後に明確に先軍政治を謳っているのだから、絶対に米本土に届くICBM開発を止めない。朝鮮民族は何かとほかの国に責任を被せたがるが原因は北の施策だ。強いて他に求めるならアメリカの施策が悪かったというぐらいだ。カーターの宥和策でも最初はIAEAに表向きは従うようにしていながら、結局は裏で開発を進めていた。たしかにイラクのフセインやリビアのカダフィようになりたくないという意識が働くのはわかるが、しかしそれ以前から裏切ってやっていた以上は弁解の余地はない。そして交渉で何とかする気もさらさらなく、北がそう決めた信条であって取引対象になりようがない。引き換えの経済支援提示なんか意味がないことはさらに次でわかる。

 

<解決策は?>
では、どうしたらいいのか。それに対してよく言われるのが以下のような経済的瓦解策。北の庶民を豊にして金体制を揺るがそうというものだ。
http://japan-indepth.jp/?p=34007
しかし、この意見の人達は朝鮮半島の実態を見ていない。よくこんな表層的な結論を出せるものだと思う。まず、華南の例については中国は国土が広すぎて締め付けが簡単ではない。それは遥か以前の元寇のときに統率が効かなかったのと同じ。ソ連も崩壊したし、現代でもアメリカでは各州で自治的に動いている。カナダやEUでも分裂騒ぎが燻っている。ことほど左様に国土の広さというのは統率の難しさを思い知らしめる。

ところが、朝鮮半島はさほど大きくないのに南北に2分されている。すぐ隣りだ。ソウルなんて国境のすぐ傍にあり、いつでもあっさりと攻撃されかねない場所にある。これだけ近いと互いの状況が全くわからないなんてことはない。脱北者もこれまでそれなりにいたし、その中には政府機関の重要人物までいたりした。韓国の経済発展ぶりは北の人間だって理解しているはずだ。なのに、人々が消えて弱体化しないのはなぜか?そのことをこの著者らは見落としている。

 

脱北は経済的行き来から比較的逃げ込み易い中国へ、そして韓国に渡してもらうのが多かったが、最近は中国は厳しく北に送り返している。ロシアは言葉の問題や体制の厳しさもあり、まずいない。あとは直接韓国を目指す。今はだいぶ薄れているが、血の同盟と言われる北と中国の関係から、脱北者が中国に居続けるのは依然難しい。最終的には韓国にということになる。実はこれが大問題。同じ民族でありながら、近親憎悪と朝鮮民族の気質も加わって、韓国社会における脱北者の扱いは酷い。中にはその差別に居たたまれずに日本ほか第3国に出たり北に戻るケースもある。韓国人と思しき人物が韓国での話を載せている。
https://ameblo.jp/sincerelee/entry-12208963945.html

韓国での差別は脱北者だけではない。日本人はもちろん、白人や黒人に対しても強くあり、嫌気がさして韓国を出る人が少なくない(ちなみに英語はよく通じるそうである)。朝鮮人の気質の問題なのだ。ただ、経済的関係で中国人に対してはそれほど強くないと言われている。それで、すぐ隣りに脱出したものの、行ってみたらとんでもない目に遭うということが評判として定着してきているようで、脱北者は減少傾向と聞く。

 

つまり、北が崩壊しないのは、中国が難民を受け入れないのは政治上仕方ないとしても、同じ民族の韓国が彼らを受け入れないからだ。朝鮮戦争の分離は彼らの民族的分離を決定づけてしまったのである。だから、韓国が経済的にいくらよさそうにみえても(見た目ほどよくないのは事実らしい)、どうせその恩恵を受けるのは韓国人であって自分たちではない、虐げられて貢がされるだけだと出て行かないのである。

本気で体制崩壊を進めるためには、まず韓国社会が脱北者に対して寛容になる必要がある。ただ、朝鮮民族の気質から言って困難であることがわかっている。それで、朝鮮半島問題は解決が見当らないのだ。慰安婦問題などでいつまでも謝罪要求を止めない、他人の領土の不法占拠という事態を平気で行い、民主化を辛うじて前世紀中に達成したものの、その後20年間、大統領は全て逮捕の罪状というような国に何が期待できるか。

いや、韓国に来なくても北で豊かになるようにすればいいと言う人がいるかもしれない。では、具体的にどうする?企業なんか実質自由に活動できないばかりかロシアのように勝手に国営化されかねない。義捐金などの金銭的授与も軍や政府高官に行くばかり。これまで何度も経験したこと。民衆の中から活動を興すのは無理だ。斬首作戦も厳しいから、軍関係者がクーデターを起こせるかぐらいしか道がない。

 

北の解決のための決定的要因は軍事的でも政治的でも経済的でも無い。民族的だということである。韓国人がそれに気づいて、北を取り込んで彼らを隷属させ、その核で日本を脅すとかいうような不埒な考えを捨てるようにならないことにはどうしようもないのだ。もし、これができれば北から民衆は消え、軍のクーデターが可能になるかもしれない。民衆からの改革は可能性が低いし、時間がかかってその間にバカ殿がご乱心しないとは限らない。瞬時に終わらせて民衆を落ち着かせる必要がある。仕上げは軍のクーデター以外に道はない。しかし、民主化されて西側になることは中国が絶対に許さない。在韓米軍の完全撤退を要求するだろう。八方塞がりだ。日本からすればアメリカの悪いハンドリングに付き合わされたと言えるだろう。カーター時代の純粋過ぎる宥和策が結果的にここまで北を好き放題にさせてしまった。

 

 

民族的問題は日本にもある。拉致被害者家族が訴えても動かなかった警察や政府、議員たち、そしてメディア。何より、人権派である弁護士たちや日弁連は微動だにしなかった。社会党に至っては北が否定しているから拉致は存在しないとまで天然無能ぶりの主張をした。そうではなく、党の利益のために行ったのなら、これほど非国民な政党はない。でも、拉致被害者のご家族には申し訳ないが、これは日本やアメリカにいくら言っても解決しない。韓国がきちんと北の2500万人(韓国は5100万人)の人民を受け入れるという立場を実行に移さない限り実現しないだろう。東西ドイツ統一が似たよい前例になるが、それより遥かに難しい状況で、中国とロシアが隣接していることがその困難さを際立たせている。可能性は限りなく小さい。(小泉前首相のときに一部成功したのは、裏取引の内容が不明だが、互いの利害が一致したこと。ブッシュと仲がよく直接行動を許されたことが大きい。しかし、後にさらなる日本からの帰還要請に北は失敗と判断し、閉ざした)

 

※※

ありそうな今後を考える。挑発行為は続くだろう。そしてその過程で中国と米国の話し合いがもたれる。中国の強大化と復活したロシアとの仲の良さから、米国も大陸から離れざるを得なくなるだろう。遠く離れた大陸の一部にいつまでも駐留させるのは国力にも響く。つまり、韓国から米軍が撤退と引き換えに核放棄をさせる調印がなされる(ウクライナと同じ)。中ソが北を説得できればだが(ウクライナの二の舞は御免と受入れないのを、ならアメリカとともに攻め込むぞと脅すと思われる。米中露韓を相手にはさすがに無理)。

韓国はパククネの親中の動きそのままに中国化する(中国経済パワーによりアメリカが霞んだことが背景にある)。香港のようにしばらくは韓国人は残るかもしれないが、どのみち富裕層は国外に逃げる。英語ができるから大きな抵抗がない。そして北と共産系統一国家が誕生する。持っていた実支配権をいきなり失うアメリカ史上最大の敗北。拉致被害者は戻って来ない。

この世は全てパワーバランスだ。朝日を読んで天然ボケに陥らないように。

 

※※※

中国とロシア、特にロシアは直接の被害が小さいし、もともとアメリカ大っ嫌いのプーチンである。困ってるように見せかけて北にアメリカを引き付けて消耗させようとしている。スターリンと同じ。両国はのらりくらりと経済制裁を拒んで外交努力を謳って北を存続させて米欧への壁とするのは当然すぎる政策だし、見え見えだ。だから、北は両国に向けては絶対にミサイルは打たず、日本にばかり打つだろうが、遥か上空を飛ぶ以上は手の出しようがほとんどない。(上の紹介URL2つを参照のこと)

トランプのおバカぶりはロシアに重要な情報をほいほい流したためにイギリスが離反したことでもわかっているが、実は安倍首相も同類のことをしている。すでにネット上に出回っているが敢えて書かない。こんなおバカぶりだから国を任せられないのである。周囲に助言する者はいないのか。

どうみてもこちらの陣営の分が悪い。もっとも、北のバカ殿がほいほいと中露に従うとも思えないが。

1つだけ今回の煽り合戦の効用がある。北にミサイルと核をジャカスカ使わせて保有数を減らせること。実はトランプの意図だったら相当なものだが、こんなチキンレースで危険を手玉にできる智者がはたして側近にいるのかどうか。ただし、いざとなったら中露は自国の核ミサイルを北に提供するだろうから、それをどう阻止しながらこの心理戦を続けるかが重要になる。

 

報道特注(右)ではPAC3配備数と範囲の問題を挙げているが、その範囲しか守れないということは迎撃距離が全く足りてないことを示すことに気が付いていない。少しは守れるような印象を与えるが、きちんと調べれば、防衛はほとんどできないことがわかるはずだ。右の議員たちでこれでは国民は困る。

https://www.youtube.com/watch?v=1eXmIwWZxqU

トマホーク連射は多くの基地無能化には向くが、人造人間19号型黒電話を最初に確実に狙って抹殺が成功しないと報復の核発射が日本には少なくとも行われる。どうせ地下深くに逃げているはずだから実効性が弱く、リスクが高い。