朝である。外は0~-5℃の範囲をこのところうろちょろしている。厳寒期としてはやや温かい。
室温は13℃前半~15℃後半。
で、寒くない。13℃前半の部屋では少し肌寒いが、陽射しがあれば問題ない。裸足もいける。年始とは全く違う。
暖房の主体はガス温水ヒーターだった。逆転して、電気ヒーターが今は主体。どうして?温風では家の構造体がそうそう温まらないからだ。中まで蓄熱しない。
前に書いたとおり、遠赤外は水(人間もほぼ水)には深く浸透できないが、木材やガラス、家具など金属以外のものは何にでもよく浸透していくからである。
電気ヒーター(赤熱型。遠赤外専用ではない)を連日、陽が差さない時間帯や夜に使うとどんどん蓄熱され、簡単に壁や床が冷えなくなった。そのため、室温が低くても寒くなくなったのだ。18畳で最大でも600W。6畳では200Wでも多いかと思えたときがあるほど。温水ヒーターを止める時間も延びている。総電気使用量も対象の部屋を限定したとは言え200kWhを越えず(ヒーター分だけではないのでご注意を)、意外だった。
この状態にするには2週間から3週間が必要か。最近は陽射しの時間帯も伸びてきたのも援護射撃だ。太陽も偉大だが、アイヌ民族の知恵も偉大だった。ここまでいけるとは思ってもいなかった。しかも、ヒーターは赤熱して炎を見てるようだし、外に出る前に前面に立って温まって景気を付けて出ていける。
アイヌ民族万歳!
もっと室温を下げてみろ?我慢をすれば下げられるかもしれない。が、もともと13℃台の部屋は陽射しだけで暖房をあまり入れていない。陽射しの量から決まっているようなものだ。それに、これ以下は快適ではない。快適なためには16℃台はほしいところ。やり方が十分でないのか、チセにはさすがに追いつけない。
できればヒーターは出力高めのものを低出力で使うとヒーター管を暗くできるので遠赤外線の割合を増やすことができる。購入のときに注意してほしい。赤熱する管の本数を増やすだけのヒーターだとここでの使い方の有効性が少し落ちる。
湿度?40~50ぐらい。30台は全くない。脱衣室が一時的に60を超えるだけだ。タニタのデジタル温度・湿度計をあちこちに置いている。
1つだけ不都合がある。金属物を輻射は暖められない。なので、剥き出し金属のドアレバーだけは室温と同じでとても冷たい。塗料が施されている場合は別である。
※追記
床暖人気は高い。エコ派のエアサイクル系も根強い。しかし、こう基礎ばかり暖められてはシロアリ天国だ(シロアリは蟻ではなくゴキブリの仲間でほとんどどこにでも居る)。畳に敷いていた電気カーペットがシロアリにやられたという話もある。基礎の配管穴の隙間などが侵入しやすいので一度、自宅の基礎の点検をお勧めする。
6℃以上で活動し始めるシロアリ。100m離れた巣からもやって来る。鉄筋もコンクリートも敵ではない。湿気も好み、木材もある住宅は彼らには恰好の住処。一度やられたら補修しにくい構造の家の場合はそれまでだ。風呂場の床暖房などは最も危険。
基礎断熱や床暖房をやれば必ずやられるわけではないが、札幌や旭川ですでに事例は出ている。都市化で温度が上がってきたことと、家の基礎そのものが温かくなったからである。基礎そのものを暖める床下暖房やエアサイクルなどでの被害は温暖化も手伝ってなのか拡大傾向だ。床暖房も普及により徐々に出ている。人間にとって快適なものはシロアリにも快適だ。
ここで試したのは屋内に熱源を置き、人間が動きまわる周辺を暖め、できるだけ快適な暖房の可能性を見出すためのものだった。それはそこそこ可能だし、それほど浪費しないようだ。我が家は床の断熱も厚い上に基礎が通気型で深いので屋内からの暖房で基礎は暖まらない。あとは基礎を低温にかつ綺麗に保つだけだ。一生に一度の家なら、なおのこと家の基礎と土台がやられにくい作りにすべきである。
暖房の質を見直す過程で少し違う方向にも話が進んだが、それも終わりのようだ。
最後に札幌のマンションでの無暖房(と言うより、人様暖房)のお宅の例を挙げておく。隣人に助けられている。これも輻射暖房のなせる技。我が家はこれを他人の暖房ではなく、電気ヒーター主体で自前でやっていることになる。
http://blog.goo.ne.jp/xdr123/e/452c13acef623f3131ea6de05c9622e3
(この記事は1つ大きな間違いがある。36キロワットのヒーターがあるとしているが、外気温との差を論じないといけない。外気温が0℃でも-10℃より暖かい。差が重要で、仮に0℃まで部屋が冷えたときの壁からの輻射エネルギーは315ワット/平米になる。よって約28kWになり、36kWとの差8kWが周囲のお宅から受け取っている暖房エネルギーになる。外が-20℃では232ワット/平米で20kWとなり、16kWに拡大する。北大の物理を出てこれはちと情けないミス)