ハーレー不調の原因が判明 セッティングの出ないハーレーは要チェック | とらじろうのバイクブログ バイク整備の覚書

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不調なハーレーの症状は

冷えてる時は意外と安定しているようだけどあったまってくると調子が悪い。

よくエンストする

キャブがバックファイア(吹き返す)する

アイドリングで黒煙を吐く

エアスクリュー等で調整しても効果薄または効果ない

アイドリングが不安定で、上がったり下がったり

赤信号等で停車するとアイドリングが上がってしまう

回転の落ちが悪い

濃い状態と薄い状態が混在している

ネットで調べ、二次エアじゃないかと思っている

こんなハーレーありませんか?


セッティングがまるで出ない❗️


こりゃS&S Eキャブがいかれてるんぢゃないとキャブ交換を決意。

しかし、SUキャブに交換してみたが改善しないえーん

さすがにこりゃキャブでは無いのでは?
と思い出し、点火モジュールも交換してみるも効果なし。

どこかからガソリンが供給されているとしか思えない

よーく眺めてみると

アーガーン

まさかこいつか❗️

そう、燃料コックの負圧ホース❗️

ガソリンが供給されるってこいつしかないでしょ〜〜


しかし


抜いてみてもガソリンで湿っていない

まさか そんなはずは 

しかし、始動して何度か抜き差ししてみると〜〜

やっぱりガソリンで濡れてるぢゃん

やっぱりこいつだったのかー❗️❗️


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早速バラしてみると

負圧側の内部にはガソリンが溜まっているので間違いなさそう。

負圧部分はかなり薄いペラペラなゴムなのでここが悪そう。

でもこのリペア部品5000円程するし、また壊れる可能性もあるし、ここはコックごと交換したい。

負圧コックは高く、20000円オーバー
負圧のないタイプは安いもので5000円程で買えるのだけど、負圧が無いのなら壊れたコックを改造してしまえばいい、これならタダだしニヤリ

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2mm程の厚さの耐油性ゴム板で急遽製作したただのゴム板

コック側と負圧室側との間に入れて中身は取り外し

負圧ホースはそのままメクラ蓋がわりにそのまま使用


さて、結果は


キター❗️❣️






同じ、もしくは似た症状のハーレーは要チェックです。


エアミクスチャもちゃんと効きます。
黒煙無くなり
アイドリングも安定
回転の落ちもアイドリングまですっと落ちます


ただし、乗車後コックオフは必須です

とらじろうはコックオフは習慣化しているので問題ないんです。


負圧コックによるトラブルはこれで二度目。

一度目はXJR1200で、このコック、オフが無いんですが、代わりにプライマリがオフがわりになるみたいなんですが負圧が不良をおこしガソリンがクランク室に落ちてしまい、抜こうとしてドレンを抜いたら信じられない量のオイル+ガソリンが吹き出してえらい目にあった。

そして今回、微量とはいえ負圧ホースからストローよろしくチュチュとガソリンを吸っていたわけで、これじゃセッティングなんか出るわけはない。

キャブ買っちゃったしー

ブルーバードU1800以来のSUキャブは付けたかったのでいいとしましょうかニヤリ

負け惜しみたっぷりのとらじろうでしたー