先日
山梨県立図書館で開催された映画です。

『ふたりの死刑人』
ちょっとドキッとしてしまうタイトルですね。

悲しく悔しくやるせなく
ツラい気持ちになると同時に
大切な社会問題と向き合うことを教えていただきました。

日に日に付いていくのが精一杯なくらい
便利になり文明がどんどん進んでいく日本
しかし
『冤罪』に対しての法改正は
70年も見直されていないそうです。

遠いところのお話しではなく
もしかしたら
誰にでも起こりうることでもあると
感じました。




出席された教室の皆さんからも
私のメールに様々な声が寄せられました。
 
▪︎冤罪事件や裁判制度について身近に考えたこと   はなく、10年単位の時間がかかり死刑判決のまま死亡する事例など衝撃を受けました。
決して他人ごとではなく自分にできることはなんだろうと、考える機会になりました。
お誘いいただきありがとうございました。

▪︎全く知らない世界の話でした
実際にご本人が登場するドキュメント
リアリティーがあり、心に重く直球が届いてきました。実際に『袴田事件』の弁護団の弁護士さんが目の前で解説してくださり、自分に手を挙げる勇気があったら色々質問したかった。自分に残念です。
先生はしっかり手を挙げて質問されていて、凄い!と思いました。先生の質問の『私たちに出来ることは何ですか?』という質問、共感しました!私も考えますね。

▪︎袴田さんは、プロボクサーという夢をもっていた
当時30歳。今の僕と同じ年。
この未来を全て奪ってしまった冤罪が憎く重たくのしかかりました。

▪︎信じて守ろうとするご家族の姿に胸を打たれました。

▪︎生涯、独身を通して弟を守ろうとするお姉さんの
努力、経済的なことも考え、働きずくめでお金を返済していく努力、とても真似できないし、ご家族が立派な方だと感銘を受けました。

▪︎私は人から、どう思われるか、どうみられるか
そんなことばかり考えて言葉や行動を制限してしまいます。この映画に出会って、もっと勇気を持ちたいと思いました。ありがとうございました。

▪︎取り調べの恐怖を感じました。怖い。
地獄の取り調べ。先ずはやったと言って裁判でやってないと言えばいいと言われたら、今の苦しみからとにかく逃れたいと思ってしまうかもしれない。
次のレッスンでは、この映画のスピーチをします!

▪︎教室で先生から声をかけていただき、裁判のドラマファンなので、興味をもって出席しました。
普段見ているドラマとは全く違っていて、実際に袴田さんご本人が登場していて、50年もの刑務所の生活で精神を病んでしまい、とても気の毒なお年寄りになってしまった様子に涙が止まらなくなりました。袴田さんに会う機会があったら、励ましたいし、勇気をもらったお礼も言いたい。だけど何て声をかけたらいいんだろうと想像しました。
その人にしかわからない気持ちだと思うから。
今の私はやるせない気持ちでいっぱいです。

▪︎パネルディスカッションに登場した裁判ドラマの
監修をしていらっしゃる先生や実際の『袴田事件』の弁護団の先生の人柄に心を救われました。会社の案件で何人かの弁護士さんに相談したことがあるのですが、傾聴もなくパッと簡単に自己破産とか裁判無理だね。とか一方的に言われて相談料の三万円を払った帰り道『お前に何がわかるんだ!』怒りでいっぱいになった過去を思い出しました。
今回、弁護士さんが『悔しかった』という言葉を言われていて、こんなに心を寄せて考えてくれる弁護士さんもいるのだと、その職業の重要性と同時に人間性を感じました。今回の勉強会から『人として大切なこと』を学びました。私の会社も社会に多くを貢献できるように人の役に立てるように。と気付きをもらえました。色々な意味で参加して本当に良かったです。福島先生ありがとう!




教室の皆さんと日頃のレッスンとは違った学びの機会になりました。
ご参加してくださった皆さん、感想メールをありがとうございました。

私自身
日々様々なニュースがありますが
私たちの知らないところで、起こっている現実が
たくさんあると感じました。

一生懸命、命がけで闘っている方々の存在を知り
胸を打たれました。

悲劇が埋もれてしまわないように
私たちには、何が出来るのか
考えるきっかけになる映画でした。

お声をかけてくださった山梨県弁護士会の先生に
感謝いたします。