この時代だから
今だからこそ
皆さんにご紹介したい本がありますニコニコ

この本は『季刊誌 子供とむかし話』に
10年以上にわたる連載の
『日本を見つめる』をまとめたものです 

著者の小澤俊夫先生は
1930年中国長春生まれの口承文芸学者です 

ドイツマールブルク大学客員教授
筑波大学名誉教授
国際口承文芸学会副会長
日本口承文芸学会会長も務められました
現在は小澤昔ばなし研究所所長の92歳です

グリム童話の研究から出発し
マックスリュティの口承文芸理論を日本に紹介
日本の昔話の分析的研究を行い
昔話全般の研究を進めていらっしゃる
世界的にご活躍されている先生ですラブ

弟さんの小澤征爾さんも
先日『国際文化献身特別賞』を受賞されましたキラキラ

小澤先生は
『今、大人をやっている人間は
子供たちに明るい国を贈る責任がある
その意味で
私の見つめた日本を読んでいただければ
幸いである』とおっしゃっています

皆さんのお考えはいかがでしょうか?




先月8月20日山梨県で開催された
小澤俊夫先生の
『昔話からのメッセージ』に
参加してくださった方のスピーチですニコニコ

小澤先生のお話を聞きながら
おじいちゃんのことを思い出していましたキラキラ

僕が小学校へ入学する前のことです
おじいちゃんは
色々な話をしてくれましたおねがい

戦争の話が多かったです
空襲のはなし
本当に悲惨な思いをしたこと
戦争は絶対にダメだって話を
いつもしてくれました

また
おじいちゃんは天皇陛下を守るための近衛兵
で兵隊さんとしての位が高かったそうなんです
それは、とても自慢でおじいちゃんは
いつもいつもその話をしてくれた
「またかよチュー」っていうくらい聞かされました!

僕は5才まで東京で育ちました
しかし体が弱くて 
環境がよく空気がきれいな所で
生活したほうがいいということで 
山梨に引っ越して来ました
おかげで
ビックリするくらい元気に丈夫になりましたおねがい

山梨に来てからの
おじいちゃんとおばあちゃんとの思い出も
沢山あります
「行くぞ!!」というのが合図で
お散歩にいつも連れてってくれたました

近所の公園でバッタをつかまえたり
とっても楽しかった思い出
東京にいたら出来ない経験だったと思います

何より嬉しかったのは、お泊まり
おじいちゃんとおばあちゃんの間に入って
川の字で寝るのがとても心地よかったですキラキラ
寝ながら昔話や戦争の話をしてくれました

それから
僕の母親は大きな病気を患って
大変な思いをしました

お互いに歳を重ねていって
親と過ごす時間も限りがあると思い知らされます

だから一緒に過ごす時間を
大切にしたいと思います

というお話しでしたニコニコ

小澤先生のお話から
たくさんの思い出や感謝の気持ちが溢れて
とても良い時間を過ごされたんですね

おじいちゃまやおばあちゃま
そして、ご両親から愛されて育てられた環境から
優しさいっぱいの人間性が
育まれたのだと感じましたキラキラ

心温まる素敵なスピーチを
ありがとうございました星