お庭の梅が咲き始めました
スピーチのお話です
以前に
ケアマネージャーをしていました
生活保護の
高齢者の男性を担当していました
屋根がブルーシートで隙間風が入って
台風が来たりするとすごく心配
トイレは外
冬は帽子をかぶって
毛布で震えて生活していました
「家に泊まりに来ませんか」って言葉を
何回も飲み込みました
どんな支援がいいか、ずっと考えていました
低所得でも入れる施設
医食住が確保されて看護師さんがいる 施設を
紹介しました
すると
「ありがとう。施設を探してくれて。
だけど僕はこの家で 生活をしていきたいんだ
古い家で 冬も震えて生活している
でも僕はこの家がいいんだ」と
答えが返ってきました
そして
自分の考える『幸せ』を押し付けることは
良くないんだという事に気づきました
人それぞれ
『幸せ』の価値観は違うということ
また、その話をしていた時に
優しくしてくれて
人を尊重するということを学びました
価値観の押し付け
それは良くないなと思いました
しかし
それをしたことによって
意見が聞けたことも事実です
台風が来るといつも思い出します
とても大切なこと教えてもらったことを
今の仕事に活かしています
とても心に響くお話でした
心配だから言ってしまう言葉
幸せになってほしいから伝えたい言葉
思いがすれ違うこともあります
しかし
あなたを思う気持ち
あなたが思う気持ち
それは、お互いに通じあうのですね
素敵なスピーチ
ありがとうございました
[スピーチ🍀スピーチ] 福島三千代