こんにちは
秋はどこですか
と言った感じの猛暑日新記録更新
直後の台風一過からの雨続き&極端なまでの気温低下
少し前のサンマの異常な価格高騰にも見て取れるように
食べるという事象が気候風土と密接な結びつきにあるのを
日々感じる中、体調管理を含めて
ちょっと心配になる今日この頃です・・・・
と、言いながら来週にもスプレンディドの新メニュー切り替えもあり、
厨房にはこれでもかと言うほど秋が訪れております
先日のブログでシェフの渡邉が豚ちゃんの頭でテリーヌをこしらえたりと
弾とタッグになって気合満点の試作品を毎日のようにぶつけてきます
秋に向かう精神と急激な冷え込みに
全く調和のとれない、熱に晒されて疲れきった肉体のバランスを
整えるような端整でまっすぐな味わいのワイン
食欲の秋へ嫌がおうにも没入するような
食事をリードするようなワインが欲しい・・・・
っていった感じが今週のおすすめです
BD Bianco Pinot Grigio-Chardonnay
2008 Alois Lagedere
\950-
アルトアディジェらしいステンレスのような
冷たく輝く液体は
白い花や柑橘の華やかなアロマに満ちていながら
精神までも鎮めるような澄み渡る透明感が
身体に染み渡るようです
すべてが全てを肯定するわけでもありませんが
”BD”= ビオディナミコ (生力学農法)を採った畑の優位性が
この澄み渡る透明感と
濃密な果実のエッセンスを両立させているように思えます
「非凡なワインを造るには(最上の土と畑、完熟したぶどうにも勝る)
何かを求めること」
アロイス ラゲデールの、この「何か」の自問に答える方法が、
ビオディナミコでした
1990年代の前半からオーガニック栽培に着手して
成果をあげていたアロイスは、
2004年から50haにもわたる自社畑の全てに、
段階をおってビオディナミコを施行。
2009年に認定(デメテール)を受けます
その第一弾として、認定畑から生まれたのがビオディナミ(BD)シリーズ
今後は単独畑シリーズ(レーベンガング、レミンベルグなど)も
全てビオディナミコの認定を受けられるような状況にあるとのことです
彼にとってのビオディナミコとは
「正しい哲学が必要とされ、
畑が自然に備えている本質に敬意を払うことで、
自然にその力を最大限に発揮させる」ための方法であり、
(ビオディナミコはこういった純粋に農業方法だけでない側面があるので
理解されがたい部分も生まれてしまうとは思うのですが・・・・・)
「最小に見えるものをおろそかにしないことで、
品質の結果を確実に得ることができる」方法とのこと
今年の収穫の風景の写真を同社のホームページからとったのですが
まあなんときれいな事!!!
その結果ワインの味わいには複雑味と調和が表現しやすくなり、
区画ごとの個性がより明確になったのだそうです
自分がイタリアワインを扱うようになった7-8年前は
アロイスラゲデールは
コルテレンツィオなどと並び
同地域のスタンダードとなるワイナリーでしたが、
私見ではありますが
こういった畑への取り組みが結果となっていると思うのですが
現状、同価格帯で同じ量を生産しているコンペティターと比較すると
頭2つくらい抜けているように感じます
これをスタンダードにすると
同地域のワインの基準軸がズレてしまいかねない
クオリティが当たり前にグラスの中に存在しています
ローマ風コッパなどの肉類も向こうに回せるこの集中力!
自然からエネルギーを分けて貰うかのようです!
と、健康なワインをオススメしながら
すっかり虚弱体質キャラの地位を
インプリチトにて確立してしまった私・・・・
不摂生を改めねば・・・・
SEIJI ABE